1970年11月1日〜12月4日  江利チエミ特別公演「恋と私(あたい)とやき芋と」新宿コマ劇場

「恋と私(あたい)とやき芋と」
作演出】 花登 筺 
【音 楽】 小川寛興 筒井広志 葵 まさひこ 村山芳男
【振 付】 花柳啓之 中野章三
【共 演】 清川虹子 津川雅彦 小林桂樹 加茂さくら 
       船戸 順  平 凡太郎 中野ブラザーズ
       松島トモ子

やき芋屋を始めるにいたるチエ(江利チエミ)の女の
一生とでもいうべき作品で、チエの父正五郎
(平凡太郎)はテキ屋江田組みの親方。後妻に
チエと三つしか年が違わないちづ(加茂さくら)を
貰うが、チエは親の商売ゆえに学校でいじめられると
正五郎は別にラムネ工場をはじめ、そこの工場主の
娘だということにさせている。が、工場は借金の山、
そんな時にチエは東京のガラス工場の若社長(船戸
順)と婚約する。が、江田組に世話になっている敬之助
(小林桂樹)は、これには何かありそうだとにらんでいた
が、借金苦から正五郎が狂言自殺を思いつき、ちづと
練習中に本当にわかったとたんに、チエを棄てる。
チエは現実の厳しさを思い知らされ、失恋の苦しさに
耐えている。それをじっと見守っていたのは敬之助だ・
・・・。敬之助のチエに対する慕情を中心に、思わぬこと
でわかった五人の腹違いの妹弟をつれて、チエが自活
していく姿が描かれた。
 チエミさんも持ち味を十二分に発揮できた作品でした。

























































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