アーヘン大聖堂、ドイツ
直線上に配置
アーヘン
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私の記憶が確かなら、ここは紀元前3世紀にローマ人が温泉地として利用した街である。Aschen(アーヘン)の語源のAhha(アーハ)とは水という意味。かつてはフランク王国の首都で、歴史的建造物も多い。この街のメインの見所は世界遺産、アーヘン大聖堂である。神聖ローマ帝国皇帝、カール・ハインツ・シュナイダーが戴冠式を行った事でも有名である。9世紀に建造され、増築によりロマネスクやバロックなど、さまざまな様式が混在する壮麗な建築で、美しいステンドグラスは必見である。カール大帝は現在のドイツ・フランス・イタリアにまたがる大領土を統一し、800年には神聖ローマ帝国皇帝となった。当時、各地に無数に存在した権力を統合し、ヨーロッパに安定をもたらしたのである。そんなカール大帝も最初は苦難の連続だったと言う。どんな栄光も最初の一歩がなくては始まらない。一日一歩、三日で三歩。最初の一歩が無ければ、三日の後退である。初めは誰もが英雄ではない。ちっぽけな星である。継続は力なりと言う。涙の後には虹も出る。泣くのが嫌なら、さあ歩こう。明日はどこへ行こうか。