「遣らずの雨」SSのおまけ










『遣らずの雨』最後までお付き合いくださってありがとうございました。
実は連載後半から体調を崩しまして、内容より何より具合の悪さと戦いながら書いた作品でした。


これは14万ヒット、みい様からのリクでした。
以下、リク内容です。



SSで、お相手はテニプリの真田くん&仁王くん。
2人の間で揺れるヒロイン。
最終的にどちらと結ばれるかは、かやさんにお任せします。
もうっ、なんでこんなに切ないの?ってくらい、切ないのが希望です。
キャラに頭を「イイコ。イイコ。」してもらったり、後ろからぎゅっ、なんてシチュが入ってたら嬉しいです。
ヒロインの親友が、柳くんか柳生くんなら更に嬉しいです。



おおっ。初めてのテニプリssキリリクでした。
これも時代か・・・とうとう、我がサイトもテニプリサイトに移行か?というものを感じましたね。
で、考えたのが以下です。



テニス馬鹿の真田に想いを寄せるヒロイン。
近くに居るから彼女のことが分かってない真田。
恋愛どころではないと遠ざけられたヒロインに心を寄せる仁王。
仁王クン、遊び人を返上してヒロインを包む。
目の前で仁王のものになったヒロインに対し、苛立つ真田。
真っ直ぐな真田は、ジブンの気持ちに気づけばストレートに想いを告げる。
さて、ヒロイン・・・どうする?って、感じなんですが。
ちょっと、ありきたりかと。けど、他に浮かばない〜!



このメールに、みいさまから『行ってヨシ』の許可を頂き書き始める予定でした。
が、ですね。仁王の人となりと方言が分からない。
そこで他の仁王サイトをぐるぐる回って研究しました。
結局、彼の出身は不明なんですね。高知、広島、九州、三重など、色々と推測されておりましたが不明。
そこら辺で悩みました。彼の性格も、かやなりに作るのに悩んで・・・時間ばかりが過ぎていきました。


書く気になったのは、キリリクにしては珍しくリクを頂いてから時間を経た12月26日でした。
何といっても『学園祭の王子様』をプレイしたのが効果ありました。
漫画だけでは分からなかった彼の性格が分かって、かやなりの『仁王』という男が出来上がりました。


とにかく切なくと、いうことなので、
想う人に想われない。見えているのに見えていない。近いのに届かない。擦れ違う想い。
そんなものを書いてみることにしました。


ヒロインが二人になったのは、2、3話目ぐらいを書いた時点で思いつきました。
仁王という人間の屈折した想いを描くのに必要だと思ったからです。
あと、書き方も少し変えました。ある小説で、一人称と三人称が混ざった書き方を見て『面白い』と思ったのがキッカケですが、
残念な事に私の能力では必ずしも成功した書き方とは言えなかったかも・・・と思います。
非常に文章が安定せず読みにくかったかな?と。ここらへん、感想をいただけると助かります。


では、分かりにくい話の解説にまいりましょう。



第1話 12月26日 
お話の導入。毎度思うことですが、かやは前半が非常に下手でして・・・今回も3度ほど書き直しました。
悩んだ挙句まどろっこい説明はやめて、スッパリと入ることにしました。


遣らずの雨という言葉は、大和言葉の何かで見つけて素敵な言葉なので使おうと決めたのですが。
話しにあわなければ『はる時』に回そうなんて、まだ決定せずに書き始めました。



第2話 12月27日
ヒロインと真田との関係説明です。
立ち止まってしまい、右にも左にも行けずグズグズしているヒロイン。
仁王は何を考えているのか?という、お話を持っていくところです。



第3話 12月28日
真田が動く章です。今の時代に許婚?と思うでしょうが、真田家なら有り得ると確信を持って言えまする。
仁王の謎かけのような言葉。彼に縋りたい弱いヒロイン。
すべて真田編ヒロインのラストに向けての繋ぎです。



第4、5話 12月29日
この二つは一緒にしても良かったのですが、余りに長いので二つに分けました。
ここで真田編ヒロインが終了し、仁王編ヒロインにバトンタッチされました。
私的には、仁王ヒロインに思い入れがあります。
真田ヒロインが「光」なら、仁王ヒロインは「影」です。



第6話 12月30日 ここらへんから体調不良。文章も更に怪しくなってます。
ヒロインと柳生の関係。ヒロインと仁王の関係。
当然ですが、中学生設定ではありません。彼らは高校三年生の梅雨時ぐらいのものです。



第7話 12月31日 掃除が出来てません。かまぼこを買い忘れ。
ヒロインの気持ちです。
詳しくは書いてませんが、医者の家に生まれて金銭的には恵まれて育ったヒロイン。
しかし家庭は早くに崩壊して冷たい家庭に育ちました。
離婚が決まった時も、どちらがヒロインの親権を取るかで押し付けあう両親を見て必要とされない自分を知ります。
母親は直ぐに新しい家庭をもち。経済的に裕福な父に引き取られたものの、父も家庭を持って家を出たヒロインという設定です。
ヒロインを理数系特別クラスに入れたのも『立海にしかない理数系では特別なクラス』に入るから・・・という理由をつけて、
実家から通えない高校に進学して部屋を借りたという裏設定があったからです。


優しい包容力のある柳生。
恋愛感情はないと前置きするあたりが、彼の本当の優しさです。
そんな彼だからこそ、ヒロインは心を開いています。


仁王は自分の感情にも気づかない。
嫉妬という言葉さえ知らないで、ヒロインに『いらない』という意味の言葉を言ってしまう。
話が動く章です。



最終回 1月1日 今年一年の私を占うような・・・黙々と文字を打つ。
柳生、キレるの巻き。キレて、仁王に大切な事を教える。という、ところです。
彼は仁王を本当に大切にしている友人として描きました。いつか、彼にも優しい恋をさせてあげたい。
真田編ヒロインも少し顔見せ。サービスです。


仁王は頭がいいし気づけばキチンと整理して受け止められる心の深さがあると思います。
確かに真田ヒロインが好きだった仁王ですが、自分にもっと近くて大切な人が誰なのか気づいたというところでしょうか。
きっと、これから後はもの凄くヒロインを大切にすると思うな。



で、出来上がってみたら・・・妙にリクとは違っているような。(まぁ、いつもの事ですかねぇ)
皆さんより先にリアルタイムで読んでいた沙羅はとても楽しんでくれたようで、
なら大丈夫かと手直しせずに出す事にしました。
色々と足りない部分もあるかと思いますが、みいさまに気にいって頂ける事を祈っています。
ありがとうございました。




















2006.01.02 

まだ本調子ではない 花木かや




















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