花木かやの「学園祭の王子様」攻略メモ⑨
~立海大付属 柳 蓮二~
彼はイイヒトだ。
弦一郎攻略時にしみじみ思った、かや。次はマスターにいってみた。
前々から思っていたが、会話の語尾が優しくてイイ。
落ち着いた息の吐き方(侑士のような濃厚な吐息とは違う)が、かやをトキメかせるらしい。
弦一郎が立海の頑固親父なら、蓮二は知的で静かな母だ。
その間に生まれた暴れん坊で手のかかるバカ息子が赤也の状態。赤也の世話を焼く二人は夫婦のようだ。
そんなことは置いといて、まず言いたいことは趣味の『書道』について。
なんとっ、弦一郎が師だそうだ。中3が中3の師を持つのは、どうなのだ?
おまけに弦一郎は『お前の字は形を気にしすぎて窮屈だ』とイチャモンをつけたらしいっ!
なんとっ、そんなことを弦一郎に言わせて黙ってはおれぬっ!窮屈だとっ?頭の固い弦一郎に言われるとは、片腹痛いわっ!
と、かやは思いましたが・・・素直な蓮二は助言をそのまま受け取ったらしい。
その後、蓮二に憧れるヒロインは家で書道にトライしてみる。
そして書いた文字が『初日の出』いやぁ、ゲームは夏休みだぜ?せめて『蝉取り』ぐらいにしとけば良かったのに。
蓮二にも「それは書初めだろう」とナイスなツッコミをされていた。
とにかく難しい四文字熟語が好きな蓮二。
親は国文学者・・・とかではなく、会計士。いったいどんな家庭に育ったのだろう。
彼の特技。
その1.購買で素早く目当てのものをゲットできる技(オニギリやパン)
その2.敵にばれない諜報活動
その3.5桁の掛け算の暗算
その4.読唇術
その5.恋も彼女のデータ集めから。
その6.突然の開眼(破壊力大)
デートのお誘い電話。
まず『こんばんは。柳だ。』が『こんばんは。古畑です。』と、ダブった私。正月ドラマの見すぎです。
書道展に誘う蓮二に『ま・・まさか、弦一郎を誘っていまいな?』と疑う。
電話を切る前に「おやすみ」と言われて、くらっとした。
こ、これは蓮二。結構、かやはドキドキかもだ。
場所は美術館と図書館。
ありがたいことに弦一郎が付いて来ていたら・・・というのは杞憂に終わった。
なんとも優しいね、彼。古めかしい言葉を使うんだけど、なんかシックリと落ち着いて聞いていると気持ちがいい。
二回目のデートではヒロインを前にして社会心理学から恋愛の心理学を学ぼうとしていたらしい蓮二。
そんなものから得られる訳がなかろう。かやは看護学校当時に社会心理学を学んだが、ちっとも面白くなかったぞ。
学ぶのなら花木かやのssでも読みなさい!(冗談です)
あら、ちゃっかりカノジョにプレゼントをする蓮二。それもジブンとお揃い。
これが計算でなくてなんでしょう?やるな、蓮二。
さて、恋する蓮二はサラリと口説く。嫌らしくなく、くどくなく、それでいて軽くなく粛々と口説く。
途中、何を血迷ったのか乾に恋愛相談をする蓮二。
それは、相談する相手が違うであろう?が、幸村が入院中の今・・・立海には相談する相手が居ないのか。
まず弦一郎と赤也、ジャッカルは見るからに無理そうだ。
乾もいくら幼馴染でも役に立ちそうにないが、なんだか低くヨロシイお声で難しく語り合う二人。
なんだか良く分からないが、蓮二は乾のお陰で『恋』をハッキリ自覚したらしい。(その前から口説いていたが?)
かやがトキメイタ口説き&いろいろ。
その1.好きな女の子のタイプを聞き蓮二を困らせて喜ぶヒロインに『お前はこういうことに関しては、いつも勝ってるよ』いやん。
その2.蓮二のサラサラヘアを褒めたヒロインに『お前の髪の方が奇麗だと思うぞ。ではな。』言うなり立ち去る蓮二。ツボ~
その3.試合を応援にいきたいというヒロインに『メンタル面のことから考えても応援に来て欲しい』と心の支えを強調。
その4.『頼んだぞ』『助かった』『ありがとう』短いセリフが萌え~
その5.プール大会で見た、ちょっと華奢なウエストと胸の辺り。なんか・・セクシー。
その6.眉間に皺を寄せた困り顔が一番いい表情。
その7.乾さんみたいに先輩と心が通じ合えば・・・と天然のヒロイン。『俺も通じ合えればいいなと思う』恐る恐る口にする蓮二に、くぅーっ
それにしても、ヒロイン鈍すぎ。
さてさて肝心の学園祭。
またしても幼馴染の乾のもとへ連れて行かれるヒロイン、お披露目らしい。
相変わらず訳の分からない二人の会話。告りたいが、もう少し。揺れる柳の感情は分かる。
励ます乾もイイヒトだ。ということは、乾を攻略するときはマスターが助言を?
甘味処は優勝100%と言い切った蓮二。もちろん優勝だけど。
立海が優勝すると仁王の『お見事ナリ』が聞けるので嬉しい☆
さて、期待の告白タイ~ム!ここまで、ときめいてきたので期待度82%だった、かや。
恋を知って苦しかったと告げる蓮二に、キュン。
苦しさから逃れたくて告りたいけど、断わられるのは辛すぎる耐えられない。臆病な胸のうちをさらす彼はオー.マイ.スウィート!
彼が自分を好きな事も知らず蓮二には別に好きな人が居ると勘違いし、それでも蓮二を励まそうとするヒロインが健気で可愛いっ!
ああ、ここで告白だっ。
スチルが出るゾッ。期待度120%だった、かや。
スチルが出た瞬間!オー.マイ.ゴッー!
なんですとっ!こ・・・こんなオチがあってていのか?コナミさん、あんまりじゃないですか?
キラキラとマイネリーベよろしく輝く背景の中、風の中で踊るように爽やかに微笑んでいる開眼蓮二(絶対に瞬きをしていない目だった)。
かや、心臓が止まるかと思いました。いや、目を合わせたら石になるかとも。ときめき度、マイナス120%だっ!
怖いよ~。蓮二じゃないよぅ~。
後ろで見ていた息子。『うわっ、これ誰?別人?変装?』
ああ、別人だったり、仁王の変装だったなら救われたのに・・・。
私には雷に撃たれた弦一郎に見えた。
告白のセリフがメチャメチャ良かっただけに酷いっ
吐息の『好きだ』を返せぇぇぇぇぇぇぇ
エンディング後のスチルは浴衣でイチャイチャ。セリフもイチャイチャなのに。
あの雷に撃たれた弦一郎のような開眼蓮二スチルのショックから立ち直れずにセリフが頭に入らない。
違う、あれは私の好きな蓮二さんじゃない。
きっと真田君の幻を見たんだ。そう・・・思うことにした。
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