スズキ目 ヒメジ科
釣れた 日付・場所 |
2003年4月 神奈川県・久里浜沖 |
体長 | 15cm |
釣れた時の 状況 |
胴付き仕掛け、アサリ カワハギ釣りの外道できました。 |
生息地 | 北海道以南の日本近海、台湾に分布。 日本のヒメジ類では最も普通に見られ、 沿岸に近い水深数m=100mの砂泥底域に生息する。 |
地方名 | オキノジョウ(新潟・富山)、ヒメ(東京)、ヒメイチ(関西・四国)、 ハナジャコ・ヒメジャコ(和歌山)、ベニサシ(長崎・下関・山口)、 キシノメンドリ(鹿児島)、カタカシ・ジンバー(沖縄) |
食べ方 | 塩焼き、煮付け、南蛮漬け。この他、かまぼこの原料としても使用される。 |
特徴 | (『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』より) 《 形態 》 ヒメジ属は歯が絨毛状で、両顎の他に前鋤骨や口蓋骨にもあること、第2背ビレと 臀ビレの基底前半が小さな鱗でおおわれること、側線鱗が31〜41枚であることによって ヒメジ科の他の属から区別される。 ヒメジは背ビレ棘が7本あることで、8本ある同属の他種と区別できる。 眼前うろこがあるのはヨメヒメジと本種のみ。 体は赤く、尾ビレの上葉に2〜4本の赤色帯がある。背ビレにも3〜4本の赤色縦帯がある。 尾ビレや背ビレの縦帯が赤色なのは本種の特徴で、他のヒメジ類では暗褐色〜黒色である。 ヒゲは黄色。腹膜は褐色〜暗褐色。 一般にヒメジ類は砂の上で休んでいる時や夜間は普段と色彩や斑紋が著しく異なることが多い。 ヒメジではやや不明瞭な3〜4の赤色の横帯が現れる。ときには赤みが強くなり、 赤白のまだら模様になることもある。 《 生活 》 ヒメジ属のものは砂底への依存度が高く、ヒゲで砂を掘りながら移動し、 場所を変えるときも海底からあまり離れない。 ヒメジは、小石または貝殻などのまじった、やや粗めの砂地を好み、 コエビ類・ヨコエビ類などの甲殻類を主に捕食している。 稚魚は沿岸各地の表層に5〜12月に出現する。体長35mm位で底生生活に移る。 |
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