タカサゴ(グルクン)

スズキ目 タカサゴ科


海釣り お魚図鑑
釣れた
撮影した
日付・場所

 2007年4月
  沖縄・那覇・国際通り・牧志公設市場
 
体長  約20cm
釣り方
状況

 牧志公設市場で売られていた個体です。
 
 グルクンは、沖縄の県魚。重要な食用魚です。

生息地
 奄美大島以南、小笠原諸島以南、西太平洋、インド洋の亜熱帯・熱帯域に分布。
 沿岸の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。


地方名
 チャムロ(三重県)、アカメンタイ、メンタイ(和歌山)、アカムロ(高知県)
 グルクン(沖縄)

食べ方・食味  
 から揚げが有名。
 そのほか刺身、塩焼き、煮付けなど。

特徴
 (『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』より)

 形態:
 体は細長い紡錘形。体は水中下では青色、水から出すと赤色。
 夜間の水中下でも下腹部が赤色に見える。
 尾鰭両葉の先端は黒い。体側には2条の幅広い黄色縦帯があり、その体側上半部の
 第2番目の縦帯は、側線の下方を走る。
 腹鰭、臀鰭及び尾鰭は半透明または白色。
 背鰭10棘14〜16軟条、臀鰭3棘11〜12軟条、側線鱗数66〜76枚。

 生活:
 仔稚魚期は、沿岸域から外洋にかけて浮遊生活を送り、その後接岸して幼魚以降は、
 沿岸の岩礁域やサンゴ礁域に生息するものと推定される。
 雑食性と考えられるが、口を前に伸ばして大きく開けてプランクトンなども摂餌する。
 産卵は大型水槽下の観察では5〜7月の日没前3時間の間に行なわれる。
 大きな群れ(約1500尾)が垂直的な上下運動を繰り返しながら、その群れの雌と雄
 のペアによる産卵のあと、約10〜15の雄のスニーカーによって放精されて行なわれる。
 この集団による産卵が繰り返し行なわれる。
 
 サンゴ礁域や岩礁域周辺の釣りなどでよくかかる。また、本科魚類は沖縄県の
 追込み網漁で漁獲されることで有名。

海釣り・船釣り・魚料理・魚の写真・釣り方・レシピ・お魚図鑑

海のお魚図鑑 トップへ 海のお魚図鑑 名前で探す 海のお魚図鑑 科目で探す 海のお魚図鑑 写真で探す