沼サンって?

  陶芸家である夫の大沼道行(沼夫)がまだ若かった修行時代、
男の一人暮らしは野菜不足になりがちなので、野菜を積極的に摂ろうと
朝食を作り始め、初めはトーストにサラダ、卵にベーコン…と別々に
食べていたものを、もっと手軽に食べやすくサンドイッチにしたのが
きっかけ。

フライパンも汚さず、後片付けが簡単というのも一人暮らしの
男性っぽい理由でした。

なぜキャベツかというと、季節を問わず手に入りやすく、野菜炒めや
その他の夕食のおかずにも応用範囲が広く、冷蔵庫に入っていても
困らない野菜だったからだっそうです。

朝食のサンドイッチは少しずつレシピを変え、私が結婚した10年と
ちょっと前は、もう今のスタイルが定番になっていました。


ベースがキャベツなので、前日の残りものを挟んだり、美味しそうなソーセージがあればそれをベーコンの代わりに
入れたり…とたまにアレンジをしながら。
ベーコンが焼いてる間にチリチリと脂が溶け出しているのが好きらしいです。

私にとっては結婚して知った<おふくろ>じゃなく、<夫の味>。
初めて食べた時からすっかり大好物になり、今日に至ります。

沼夫曰く、とにかく手早く作って、できたてを食べる!がこだわり。