[日本三大曳山祭」
高山祭
<春・秋高山祭比較>
| 祭行事 |
春の高山祭 |
秋の高山祭 |
| 名称 |
山王祭 |
八幡祭 |
| 氏神 |
日枝神社 |
桜山八幡宮 |
| 氏子地域 |
宮川より東岸の南側・
通称上町 |
宮川より東岸の北側・
通称下町 |
| 祭行事 |
屋台曳き揃え |
屋台曳き揃え |
| 御巡幸 |
御神幸 |
| 夜祭 |
宵祭 |
| 無 |
屋台曳き廻し |
| からくり奉納 |
からくり奉納 |
| 屋台数 |
12台 |
11台 |
| からくり屋台 |
3台 |
1台 |
| からくり奉納場所 |
陣屋前お旅所 |
桜山八幡宮境内 |
我々観光客からすると二つの祭は一体のものでどちらをみても一緒かなと思うの
が常識です。しかしこの祭の原点は我々観光客のものではなく上町・下町別々の
町内の祭です。上町の祭の時は下町は全く関係なく、下町の祭りの時は上町は
全く関係ありません。というよりも上町・下町の成り立ち・気質は全く相反しており
詳細に観察すると二つの祭が全く別の祭であるのが観察できることでしょう。
高山祭は、春の山王祭と秋の八幡祭の総称です。承応元年(1652)には山王祭
が、享保三年(1718)には八幡祭がすでに行われていました。
山王祭は、高山市南半分の氏神様として崇められる日枝神社(山王様)の例祭
です。全12台の屋台曳き揃えや3台のからくり奉納、ご巡幸等さまざまな伝統芸
能が楽しめます。祭の舞台は、安川通りの南側・上町一帯です。その起源は16
世紀後半から17世紀とされ、高山の風物詩が、遥かな時を超えて古い町並みを
絢爛豪華に彩ります。
個人的な観点になりますが
絢爛豪華という観点にたてば秋の桜山八幡宮の秋祭のほうがよりきらびやか
に行われます。ひとつには曳き揃えする場所が桜山の場合は表参道で、両側
には土産物店とか各種店があり、賑わい豊かです。さらにこちらには”高山屋
台会館”等の観光施設もあり、より観光的になっています。屋台曳き廻しという
山王祭にはない行事もあります。曳き廻し・宵祭の曳行もあまり広くない町内
の昔ながらの家並みの間を曳き廻しされますので、祭がとりおこなわれた昔に
帰ったような感慨にひたれるでしょう
反面、日枝神社の方はそういう施設もなく曳き揃えも普通の路端で行っており、
又屋台も絢爛豪華というより非常に地味に見えます。しかし派手さという面では
見劣りを感じましたが、各屋台ともそれなりに味わい深いもの物を持っており、
昔の町方衆が贅を凝らして建造し、守り抜いてきた歴史的な価値に感動させら
れる屋台が数多くあります。又、こちらには”からくり”屋台が3台あります。桜山
八幡宮は布袋台1台ですがこちらには“三番叟”“石橋台”“龍神台”といずれ劣
らぬからくり屋台があり、陣屋前での競演は誠に圧巻絵巻のようです。
又秋の八幡祭は高山市北半分の氏神である桜山八幡宮の例祭です。安川通
りの北側・通称下町を舞台とする祭行事は、10月7日の試楽祭、屋台曳行順の
抽選祭に始まり、9日・10日が祭本番となります。屋台の曳き廻し、曳き揃え、
時代絵巻さながらの御神幸とからくり奉納、幻想的な宵祭などが行われます。
高山祭は、京都祇園祭、秩父夜祭と並び、[日本三大曳山祭」のひとつにかぞえられています。
日枝神社の祭事として
4月14・15日におこなわれます
桜山八幡宮の祭事として
10月9・10日におこなわれます