不明
史実高山祭 祭の起源 民衆哀歌 飛騨の匠 暴れ神馬
高山の地勢・自然 屋台出現 旦那衆の勃興と崩壊 屋台蔵の技 応龍台消失
高山の町 旦那屋台 屋台王国 近世屋台組事情 大名貸し末裔
年譜 高山の祭 八幡・山王 飛騨の神々 屋台組町内図
飛騨地図
飛騨の国(ひだのくに)は、東西を険しい山に、南北を厳しい河川峡谷(きょうこく)に囲まれている。盆
地といえば高山、国府、古川盆地であり、あとは幾筋も伸びる谷筋沿いに、ポツンポツンと小さな平地
が広がっている。飛騨は土地のほとんどが山林で、その森林率は92.5%にも及ぶ。世界の平均が30%
台、日本国内の平均が60%台と比べ、際立って森林の面積が多い。
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高山の神社・仏閣
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八幡祭もいよいよ大づめ。各屋台組の責任者がここで年行司に挨拶し、祭行事は一切終了する。
そこを合図に祭囃子はいっせいに「道行き」から千秋楽の歌「高い山から」に変わり、屋台の上に
あふれんばかりの子供たちが声をかぎりに歌いながら、屋台は帰路につく。いわゆる屋台曳き別
れである。「ああ、もうこれで今年の祭もおしまいだ、また冬支度か・・・」そのことは言わず語らず
のうちにみんなの胸の中にあった。誰も彼も涙を浮かべ声を限りに歌い続けるのである。それが
秋の八幡祭のころであった。

飛騨の夏は短い、ついこのあいだ田植えしたばかりだと思っていたのに、盆が終わったと思ったら
もう灘田んぼにも片野田んぼにも、稲穂の波が初秋の風にゆれている。乗鞍岳から忍び寄る飛騨
の秋は、岳から麓の村々へと次第に装いを変えていく。やがて紅葉が桜山八幡の大楓の梢を染め
始める。それこそ八幡祭のうれしい前触れである。晴れた秋空に立った大幟が稲穂の波を渡ってく
る風にはためき、祭囃子が下町の八幡氏子の町々に響きわたる。

そして山王祭が終わるのを待ちかまえたように、、祭の波は高山の町から次第に周辺の村々に拡
がっていく。寒い山国の飛騨では、梅も桜もいっせいに咲きだし、どこまで歩いても、祭囃子とカン
カコカンの神秘な音色に包まれ、飛騨はまさに、春らんまんとなる。

宮川を埋めた雪もお彼岸頃からぼつぼつ融け始め、河原の石も見えてくる。そんな頃、どこからとも
なく祭囃子の稽古が聞こえてくる。静かな早春の町かどで、ふと聞くこの祭囃子ほど春が来たことを
しみじみと感じさせるものはなかった。そして、彼らは特別の感慨を持って「ああ、もう春がきたんだ
な」
とつぶやく。いよいよ飛騨の春祭り「山王祭」である。

そして三月、飛騨はまだ雪である。それでも季節はあらそえない。道はぬかり始め、春はもうすぐそこ
まで来ている。高山の陣屋前の初午祭はそんなときである。この初午も二の午、三の午と終わるとも
う彼岸である。

ことし霜月(旧11月)の始め、夜となく昼となく、四日ばかりが程をやみもなくひたふりに降りつ、ひと
つえ(一丈)いつさか(五尺)むさか(六尺)ばかり積りしかば、野山の猪鹿途(みち)をうしなひ、たちすく
みて歩行ず、里のをのこ(男)等はカジキてふものしばりはきて、鉞(まさかり)鑓(やり)やうの物もて、
やすやすと猪鹿をつき伏せたる、其のかず万(まん)をもてかぞふとぞ。
”上呂(岐阜県萩原町)の鹿塚
はその供養塔である。

飛騨気候

いったいどれだけ降ったら気がすむのか、飛騨の粉雪は降り始めたらそれこそ際限もない。野も山も
すっかり雪に閉ざされ、宮川が埋まって両側の片原町と向町が続いてしまうことも珍しくない。「紙魚
(しみ)のやどり」によると、文化五年(1808)の冬は、交通を閉ざし、高山は文字通りの孤島となった。

高山盆地の周辺は、北の日本海に流れる宮川、南の太平洋に流れる飛騨川沿いに、まとまった集落
が小さな平地に広がり、支流の谷沿いにも小集落が多く散在している。また、高山盆地から東に乗鞍
岳、焼岳、穂高岳、槍ケ岳、黒部五郎岳、笠ケ岳、南東に御岳、西に白山が遠望できる環境にある。
歴史街道と河川.。高山市には、東西南北方向に江戸時代の重要歴史街道がある。東に朝日町、根
町を通る江戸街道、北に国府町、上宝町を通る越中東・西街道、西に清美町、荘川町を通る郡上(白
川)街道、南に一之宮町、久々野町を通る尾張(益田)街道である。ほかに丹生川町、奥飛騨温泉郷を
通る平湯街道もある。

高山の地勢・自然

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史実高山祭 祭の起源 民衆哀歌 飛騨の匠 暴れ神馬
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