| 寺内見学 | 寺外見学 | 付近施設 |
| 国分寺 | 古い街並み | |
| 高山別院 | 円龍寺 | |
| 了泉寺 | ||
| 真蓮寺 | ||
| 暎芳寺 | ||
| 称讃寺 | ||
| 蓮乗寺 | ||
| 桜山八幡宮 | 相応院 | 高山屋台会館 |
| 東山12寺 | ||
| 照蓮寺 | ||
| 日枝神社 | 山王宮 | |
| 日枝神社御旅所 | 古い街並み | |
| 陣屋 |
戦国時代から徳川幕府が始まる頃、即ち1500年代頃に建てられた神社・仏閣が市井に無
数に存在している。
※寺外見学:通りすがりにあり、自然に目にはいります。
戦国時代、武田軍に攻められ寺社は焼失したが御本尊は守りぬいたという史実が伝えら
れている。国府町の安国寺・丹生川村の千光寺等がそれである。
又、戦国時代、高山別院の元寺・照蓮寺も白川郷にあった時、地の豪族に一旦滅ぼされ、
後、復興したものと言われている。
1771年に始まり1775年まで続いた大原騒動で民衆は多数の犠牲者を出し、完全に敗北を
喫した。一揆で死亡した農民、一揆に敗れ捕まり拷問にあった数多くの農民、完敗後の沙
汰は死罪11名・追放その他一万人に及ぶものであった。
秋声寺でたまたま寺の年配の女性に話を聞けた。大原騒動について話をすると、そうなん
ですよ、”この寺のどこかにも、その時埋葬された何人かの御遺体が埋まっているのです”
という話を聞かせていただいた。
秋声寺近くの道、西蓮寺境内の義民の顕彰碑を見た。我々から見ると歴史の1ページに
見えるこのことは、高山の人にとっては未だに歴史ではないのかもしれない。
ともに戦った、民衆と神社・寺院、命をかけた信仰となっていったのであろう。
寛永・貞享年間にこの地を訪れた円空上人(1633〜)の影響も見落とすことができないもの
であろう。どこの宗派でもなかったような円空上人は飛騨高野山ともいわれた千光寺にしば
らく滞在した後、飛騨各地を巡り歩き沢山の仏像を彫りました。高山の旧市内や丹生川町、
国府町、をはじめ奥飛騨温泉郷などでも「円空仏」が残っており、民衆を救う観音様として独
自の信仰を形成していったようです。
高山の神社・仏閣を見るとき他地区と著しく異なるのは高山祭の氏神である日枝・八幡神
社、又一揆のとき民衆の支えとなった水無神社のような神社ではなかろうか思います。飛
騨の哀しい民、お上に虐げられた民、これら民衆のよすがとなった神社群も大きな要素と
して見なければならないでしょう。
高山の神社・仏閣の現状
高山別院・国分寺・千光寺等は別として一般の寺社は観光とは無縁で、日々の布教活動
のなかで生計を維持し、寺社の存続を計っておられます。
500年以上の歴史を持つ寺社であっても、今後それを維持していくのは大変なご苦労だと
考えます。この歴史的建造物と現実の差、この歴史的建造物(重要文化財とかではなく)
は将来どうなっていくのか、考えさせられるものがあります。
そういうこであるので、観光で訪れる私たちはそれなりに配慮した見学態度を持つべきで
はないかと思います。
高山の神社・仏閣観光の現状
観光として訪れることの出来るのは高山別院ぐらいでしょう。国分寺・千光寺ですら、まして
一般の寺社では、寺社を訪れても誰も出て、対応してくれません。前述のような寺社の状況
ですから、観光客としては何も言えません。
ただ、寺社を外から廻って見せてあげますよ。廻って見なさいというものです。せめてベルを
押せば、寺社の人が出てきて、簡単な説明をしてくれる。それくらいは出来ないでしょうか。
歴史的建造物と現実の差、このような観光客へのサービス、これをする為には行政の配慮が
なければ出来ません。寺社の人としても、したいのはやまやまだけど出来ないと思っているの
ではないでしょうか。
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又、東山寺町の中の天照寺にはユースホステルがあります。若い・元気な方はユースホステルの旅
を味わってみてはいかがでしょう。又、家族部屋もあるようですので、お子さんの教育を兼ねご家族の
旅もいかがでしょうか。結構外国の旅行者も来られているとか聞きますので、面白い旅になるかもわ
かりませんね。神社・仏閣巡りの後の項に天照寺ユースホステルの詳細を入れておきます。
なお、移動手段は車の想定としております。
この大原騒動の時の心の内の深い傷跡が、200年たった今でも高山の人の心の奥底に
残っているのではないだろうか。
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3.
神社・仏閣観光についての旅行者からの要請
例えば、コースの作成、各寺の歴史的事実の紹介パンフレット、各寺の行事紹介等の作成。
色々な制約はあると思いますが、行政・宗教界・民衆が一体となって高山の歴史的資産を世
に広める為、協調していくことが、屋台・屋台蔵以上の価値のある高山の神社・仏閣を世に紹
介することになるのではないでしょうか。
行政として宗教に手を出すのは難しいと思いますが、神社・仏閣巡り観光について、旅行者
にもっと指針を示して欲しい。
世界へ向けては発信しているようですが、先ず、困難であっても、日本へも発信してください。
当方なんかも、10回以上訪れていますが、高山は高山祭の高山という程度の認識でしかあり
ませんでした。

高山祭のときは高山祭と古い街並み、陣屋・朝市程度の観光で十分だと思いますが、高山祭でない
時はコースの中に神社・仏閣巡りを入れてみると、高山のほんとの良さをちょっぴり味わえるでしょう。
小京都といわれる高山、これが小京都でなくなるのは、京都にはないこの民衆の力なのです。
この困難な課題を克服した時、高山は”高山祭”の高山から、日本を代表する高山へ変わるの
ではないでしょうか。
しかも、そのような神社・仏閣が無数にあるのです。逆に言うとこれが行政の難しさを生んでい
るかもしれませんが、それだけ高山の神社・仏閣は値打ちがあると思うのです。
どちらにしても、高山の神社・仏閣を見る時、各宗派の本来の御本尊とは違う「円空仏」が
あり、民衆の信仰にもなっていたということを含めて見ていただかねばなりません。
3.
これが今の高山の神社・仏閣観光の現状のようです。
| 神社・仏閣 | 地域 | 特徴 | |
| 1 日 目 |
千光寺 | 丹生川町 | 車で寺まで行けば2時間くらいのコースです。5本杉から歩けば半日コースとなる でしょう。本堂、円空仏寺宝館見学等があります。 |
| 安国寺 | 国府町 | 飛騨で唯一の国宝”経蔵”があります。歴史を感じさせる寺院です。 | |
| 子安観音 | 国府町 | 安国寺末寺。明治の神仏分離により荒城神社より分離移転。 | |
| 荒城神社 | 国府町 | 重要文化財の本堂 | |
| 西念寺 | 国府町 | 市井の一般寺院。2本の大木のある古い寺院。訪れる値打ちのある寺院です。 | |
| 桜山八幡宮 | 旧市内 | 秋の高山祭の氏神様 | |
| 日枝神社 | 旧市内 | 春の高山祭の氏神様 | |
| 日枝神社御旅所 | 旧市内 | 春の高山祭の時、氏神様がお泊りになる御旅所。陣屋前・中橋にあります。 | |
| 2 日 目 |
国分寺 | 旧市内 | 駅前の国分寺通りにあります。 |
| 高山別院照蓮寺 | 旧市内 | 真宗大谷派の飛騨地域総本山。隣接する南北の5寺も一緒に見てください。 | |
| 東山寺町 | 旧市内 | 全部で12寺あります。ゆっくり散策して2時間程度。 | |
| 照蓮寺 | 旧市内 | 東山寺町から徒歩20分程度。途中城山の、高山城址もあります。 | |
| 飛騨東照宮 | 41号線 | 飛騨高山の国民宿舎隣。金龍神社もあります。 | |
| 秋声寺・西蓮寺 | 下之切方面 | 義民顕彰碑。西蓮寺の中、秋声寺へ行く途中にあります。市井の寺院です。 | |
| 水無神社 | 一之宮町 | 大原騒動の大拠点となった神社。 | |
| 大幢寺 | 一之宮町 | 臥龍桜のある寺院です。 | |
| 恩林寺 | 一之宮町 | 市井の寺院。 |
6.
日帰りの観光コースとして神社・仏閣巡りを作ってみました。かなりハードなスケジュールとなります
ので、この中から取捨選択してください。でも、全てを飛ばしても東山12寺だけは入れてくださいね。
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秀吉の命により、この地を平定し、徳川幕府の大名となった金森長近の存在が大きく影響
している。材木大名といわれた、財政豊かな金森長近は自身も建立したり、寺社の誘致に
熱心であった。東山寺町の神社・仏閣群・金龍神社等はそれである。
又、白川郷で勢力のあった照蓮寺を高山に迎え入れたのも金森長近であった。
その円空上人が歩いた寺院が、現在三十三観音霊場として、霊場巡りを形成していってい
ます。国分寺・千光寺等が含まれ、真言宗の寺院だと思うのですが、今のところ私の方では
よくわかりません。
地元の、しかも当該寺社の人の生の話は、おそらく当該寺だけでなく、高山の寺社の真髄に
触れるものだと思えます。
ここで重要なことは、高山の神社・仏閣の値打ちは国宝級の建造物や国の重要文化財に指
定された神社・仏閣ではないのです。市井にある、民衆とともに生き・今もなお、民衆と生き
ている・あの大原騒動を忘れられないでいる民衆の心を持った神社・仏閣なのです。その話
は訪れる旅人の心を打つでしょう。
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