太陽の下の決闘/月の下の決闘
日・月光浴

陽光を浴び、
己の知力を出し尽くして挑む
澱みなき戦い。

月光を浴び、
己の全てを出し尽くして挑む
澱みを振り払う戦い。



「退屈させない」
という意味ではどちらも同じだけど、
あなたはどちらがお好みかしら?




「罪滅し」編で
最もインパクトのあったシーンと言えば、
間違いなくココでしょう。

個人的に尾を引いたのは
「圭一の過去」
ですけどね。

上記シーンは読後すぐに
「ひゃっほう」となるのに比べて、
「圭一の過去」は遅効性でした。

徐々に確実に気が滅入っていきました。

それも今となっては良い思い出です。




狂気根本/狂気膨張
狂気を側に

心の傷を餌にして
狂気は育つ。

気がつけば、周囲を飲み込むほどに。




雛見沢の人は心の傷から
狂気が増大しますが、
大体の人は憂鬱な気分が増大するのですかね?

憂鬱な気分が増大しても
特に何も起こらない物語になりそうですな。

…結末が幸福かは微妙ですがね。




狂気膨張/狂気霧散(悪魔の脚本)
観劇者は笑う

膨れ上がった狂気は消えた。

罪人の少女に笑顔が戻り、
少年の勝利宣言が響き渡る。



いいの?
この人達の勝利を私達は認めてもいいの?

…いえ、まだ終りではない。

さあ、この物語の続きを鑑賞しよう。
「悪魔の脚本」を…。




TIPSを読む前までは
ハッピーエンドのようだった「罪滅し」編。

部活メンバー全員が
公になっていない犯罪歴有りという状態での、
この終り方はどうかと思った記憶があります。

その腑に落ちなかった点を
ある意味「悪魔の脚本」が解決してくれます。

因果応報という言葉の意味は
この後のレナが1番実感したんでしょうね。



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