FINAL FANTASY7 ADVENT CHILDREN

 FF7ACを見た。

 この話を1文で表現すると、
「ジェノバの首を巡って大乱闘」
ですな。

 途中で、
「いやいやいや、それはないだろう」
やら
「ありえねー」
というツッコミが何回も入れられる(というか実際に入れた)ぐらい戦闘シーンに現実味がないッス。

 

いつの間にやら各階層でレシーブスタンバイをしていた仲間達

 CGで顔形を現実の人間に近づけたのならば、戦闘シーンにももう少しリアリティが欲しかった。

 建物(主に柱等)を戦いで破壊しまくる。
 そこまで柱が崩れていてよく建物として成り立っているな等の余計な事を考えてしまうシーンが目白押しだ。

 しかも出てくるキャラクターが詩人ばかりで、言っている事が抽象的過ぎる。
 発言内容の意味がわからない事多数だ。

 まあ、それはワシの理解力が足りないせいだと思うが。

 今回は面白さにしても、格好良さにしても神羅カンパニーの1人勝ちだ。

 ルーファウスが車椅子から立ち上がり、母さんを投げ捨てるシーンがこの話の中で一番格好良かった。
 もちろん「母さん」とはジェノバの首の事ですぞ。
 本当に母さんを投げ捨てていたらただの極悪人だ。

 レノは最初から最後まで面白かった。
 特にドアを開けたクラウドに不意討ちをかました後、攻撃しそこねて外に締め出しくらったシーンで笑った。

 クラウドグループは無理やり全員集合していた気がする。
 バレットにシド、ケットシーやナナキさんは出てくる必要がなかった。
 ユフィもその出てくる必要のないグループに入りそうだが、可愛いので許すとしよう(偉そう)。

 セフィロスグループに至っては、彼らが何者なのかがわからなかった。
 思念体の意味も、何故出現したのかも結局わからなかった。



 全体的な感想(文句多し)を1通り言ったところで、ストーリーの感想行きます。



 最初に子供を引き連れて登場するナナキ。
 これはFF7の最後のシーンと同じものを再現したようだ。

 その場面から始まるという事は今回の物語はこの時代から遡り、
「498年前」
だ。

 ホラ見た事か。
 やたら細かい数字になってしまったではないか。

 事前にクラウドは「ひきこもり」になっているという情報を耳にしていたが、こんな活動的なひきこもりはいない
 バイクで運び屋をしている以上、ひきこもりになれるわけもなかったか。

 バイク運転中にセフィロス酷似グループ「カダージュと愉快な仲間達」に襲撃されるクラウド。

 「カダージュと愉快な仲間達」は3人グループだが、1人明らかにセフィロスの影響が薄そうなごっつい奴がいる。

 途中で何故か「カダージュと愉快な仲間達」は引き下がった。

 その襲撃を不審に感じながらも、クラウドはレノの呼び出した場所に向かう。
 そこでルーファウスから護衛の依頼をされたが、クラウドは即刻断った。

 話は変わるが、ティファと一緒に暮らしているデンゼルという少年は星痕症候群という病気にかかっている。

 この少年の物語における必要性がイマイチわからない。
 誰かを病気にさせたかったのなら、既存のキャラでいいじゃないか。
 何故新たにキャラを作ったのだろう?
 マリンじゃ駄目だったのか?

 まあ、それはおいといて、クラウドもこの星痕症候群という病気にかかっているらしい。
 事前の情報だと、この病気は確か抵抗力の弱い子供がかかりやすいと聞いたが、何故君までかかっているのかねクラウド君

 ティファとマリンの話からすると、以前クラウドはティファ・マリン・デンゼルと共に生活していたらしい。
 そして、病気にかかった事を知られたくなくて、彼女達の元を離れたようだ。

 今のクラウド君の生活の場はエアリスとの思い出の教会だ。
 このクラウド君はエアリスLOVEのクラウド君らしい。

 ゲームの進め具合によっては「ティファorユフィorバレットLOVEとなるクラウド君はここにはいないようだ。

 教会でクラウドの帰りを待つティファとマリン。
 そこに「カダージュと愉快な仲間達」でひとり浮いているごっつい奴がきた。

 神羅カンパニーが所持しているというジェノバの首を探しにきたようだ。

 ティファと格闘を開始するごっつい奴。

 格闘で建物が壊れまくる。
 教会が倒壊しないか不安だ。

 ティファはごっつい奴に敗北し、マリンを連れ去った。

 どうして連れ去ったのかがわからない。
 連れ去っていて、結局「カダージュと愉快な仲間達」はマリンに何もしなかった。

 帰ってきて、ティファが倒れている事に驚くクラウド。
 ティファを抱き起こす途中、病気のせいか自分も卒倒するクラウド。

 何やってんだ、お前。

 
共倒れ

 意識が回復した後もクラウドは「どうせ助けられない」と子供達を助けに行く事を避けようとする。
 どうやらクラウドはエアリスを目の前で死なせてしまった事にとても負い目を感じているようだ。
 そして、自分には誰も救う事はできないと断言する。

 クラウドやエ●ァから始まったのかもしれないが、最近の主人公は精神的に弱い人が多いな。
 「児童襲撃犯」やら「白いご飯が食べたいんだよー」(←こっちは主役ではないが)等あるし。
 助けられない事が予測できるなら、助ける事ができるように作戦をたてるべきだと思う。

 しかし、ティファは「助けられなくても行く事に意義がある」と主張した。

 確かにそういう場合もあるとは思うが、この状況がその場合にあてはまるとは思えん。

 この場合「助けられない状況」って限りなくに近いと思うぞ。

 結局けしかけられてクラウドは助けに向かったが、やはり助けられなかった。
 今回は赤マントに助けられて事なきを得たが、場合によっちゃどうなっていたかわからん。

 クラウドを殺したかったのですか、ティファ?

 クラウドの所から持ち出したマテリアを悪用する「カダージュと愉快な仲間達」。

 召還獣を呼び出す。
 延々と街中を暴れる召還獣。

 え〜と、いつ消えるンスか?

 召還獣は1回攻撃かましたら消えるものだったような気がするのですが・・・。

 取りあえず今のこの町の惨状はクラウド君のせいという事でよろしいでしょうか?
 あぁ、でもマテリアを勝手に持ち出したマリンが悪いのか?

 「愉快な仲間達」との格闘中にルードのサングラスが割れた。
 ルードと同じく「あ」と思った。
 でも気がつくとルードはまたサングラスをかけていた。
 常時数本用意済み?

 そして、今まで車椅子だったルーファウスがスッと立ち上がり「母さん」を投げ捨てるシーン。
 格好良いッス。
 格好良いッスけど・・・投げ捨てる意味がわかりません

 投げ捨てたのでカダージュ君が「母さん」ゲットしました。
 目的を達成し、即座に撤収する「カダージュと愉快な仲間達」。

 超人的な動き(本当に超人)で召還獣を倒したクラウドがその後を追う。
 超人的な動きでその前を阻む「愉快な仲間達」。
 超人的な動きで立ち向かうクラウド。

 追跡するクラウドをサポート(?)するために爆弾を用意するレノとルード。
 まだ許容範囲の現実味があって格好良いッス。

 そして、カダージュとクラウドとの戦い。
 まるでド●ゴンボールを見ているようだ。

 周りの物破壊しすぎですって。

 戦闘の途中でカダージュが母さんとリュニオンしてセフィロスになった。
 おぉ、結構簡単にセフィロス復活だ。

 条件さえそろえば、何百年後でもセフィロスは復活可能な気がしてきた。

 敵がセフィロスに交代した事で先程よりもドラ●ンボールな戦いだ。

 どうにかクラウド勝利。

 エアリスが降らしたらしき雨で「カダージュと愉快な仲間達」が溶けた。
 溶けた?
 いや、分解したのか?

 その辺りはわからないが、戦闘後クラウドがまた夢の世界に行ってしまった。
 (こいつは話の途中よく夢の世界に行く。
  場合によってはバイクを駆っている途中でも行く。非常に危険だ)

 この世界で今まではエアリスだけがクラウドに語りかけていた。
 しかし、今回はエアリスとザックスが仲むつまじく語り合っていた。

 そういう事か。
 クラウドがエアリスの事を考えてイジイジイジイジしている間、あんた達はそっちの世界でよろしくやってた(古)わけか!

 何だ、クラウドが可哀相じゃないか!
 ちくしょー!
 
ザックスの馬鹿野郎ー!!

 生きている事に敗北感を感じる。
 普通逆じゃないのか?

 意識が戻るとクラウドは教会に湧いた星痕症候群を治す泉に浮いていた。

 失神して気付くと必ずどこかに移動しているな。
 まあ、気付くとベッドの上という状況は良かろう。
 しかし、気付くと水に浮いているという状況は一体・・・。

 誰がクラウドをここに連れてきた?
 そして誰がクラウドを泉の中に入れようと提案したのだ。
 一歩間違えればするぞ。

 今回の仲間達、クラウドに対する殺意ないか?

 デンゼルの星痕症候群を自分の手で泉の水をすくって、治すクラウド。

 それを微笑ましく見守っていたエアリスとザックス。

 エアリスが可愛い
 可愛いぞ。

 そこで物語が終わった。
 クラウドが何か呟いていた気がするが、エアリスに見とれて聞き逃した。

 以上。

 あ、あとできるならエンディングの歌は日本語じゃない方が良かった。
 見終えた余韻が滅茶苦茶に破壊されました。

 最終感想:このクラウドならば確かに女装しても「骨太の女子」で通用しそうだ。

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