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アウトドア(タープの張り方)

タープをうまく張る方法ですが、風をはらませないように張ることが一番重要である。 つまり、風の吹く方向を考えて風をタープの上部へ逃がすように張ることである。 逆に一番よくないのは、タープの下側から吹く風をはらむことによってタープが上方向に持ち上げられることであり、タープが上方向に持ち上げられ、タープはポールの先端から外れる方向へ力が働き、張り綱が引っ張られてペグが抜けたり、タープが外れることによってポールが倒れることになる。 ペグ、ポールの両方ががんばっている場合には、最悪タープが破損する場合がある。

次に具体的にどのようにタープを張るのかというと、風が吹く方向にタープ面を下げてその面に沿って風を逃がすのである。 下げた面は地面に近ければ近いほど逃がせられる風の量が多くなります。 ウイングタープやヘキサタープの場合には、風が吹く方向に対して垂直にメインポール2本を設置して、風上側のコーナ部は風が吹く方向の面をなるべく下げて風をタープの上に逃がすようにし、風下側のコーナ部は下側からの風をはらみにくくするために風の通り道を作るイメージでサブポールを使って上げてやることである。 レクタンブラータープの場合には、風が吹く方向に対して垂直にメインのポール2本を設置して、風上側のサブポールの高さを下げて、風下側のサブポールをやや高めにすることによって風の通り道を作ることができます。

もっともらしく説明しましたが実はウソがいっぱいです。 雨が吹き込んでくる場合には有効なのですが、強風の場合にはこの方法でタープを張らないで下さい。 どこがウソかと言うと、タープ面は風の力を受けやすいように変形するからです。 風の力をまともに受けるような張り方はタープが崩壊する張り方であり、風を逃がすような張り方の方がベストなのである。

タープをうまく張る本当の方法とは、風の影響をいかに受けにくいように張ることが一番重要なポイントである。 つまり、風の吹く方向を考えて風が自然にタープをすり抜けてくれるように張ることが理想の張り方なのである。 具体的に説明すると、風が吹く方向に対してタープの面を極力平行になるように張ることである。 それと、二番目に有効なポイントとしては、風が吹く方向は一定でないので、なるべく風の影響を少なくするためにタープは極力低く設営することも重要な張り方である。 よくない張り方とは、タープの下側に風がはらむように設営することであり、風をまともに受けることによって張り綱に力が働き、張り綱が引っ張られてペグが抜けることになります。 ペグが抜けない場合には、最悪タープが破損する場合もあります。

次に具体的にどのようにタープを張るのかというと、風を受ける面を極力作らないようにすれば良いのであり、なるべく風の吹く方向に対してタープの面を平行にすることで風はタープの上面と下面をすり抜けてくれます。 吹く風によってはタープが風ではらむ場合もありますがはらむ量が少ないのでタープへの影響は少ないはずです。具体的に説明すると、ウイングタープやヘキサタープの場合には、風が吹く方向と平行にメインポールを設置し、ポールがないコーナ部はなるべく下げることによって、風による影響を少なくできる。 レクタングラータープの場合も同じで、風が吹く方向と平行にメインポールを設置し、サブポールは極力低くすることである。

ただ、この方法のままだと雨が降った場合には必ずしも有効な方法ではありません。 風がすり抜けるような張り方であるため、タープの中に雨が吹き込んでくるからです。 その場合には、ポールの高さを低くすることが一番の有効方法である。

オートキャンプ場の場合にはもっとも有効な手段もある。 それは、風雨の風上側に駐車することで風雨をシャットアウトすることである。

雨の日にタープを汚さないで設営・撤収する方法
雨が降っている時の設営や撤収はいやなものです。 しかし、雨が降る場合はよく遭遇するので避けて通れないものでもあります。サイトが芝生や草のサイトでない場合にタープを汚さないで設営・撤収するにはタープを地面につけないようにすれば良いのある。 つまり、ブルーシートを地面に敷いてその上だけでタープをたたむようにするのである。 ブルーシートがない場合でも、テーブルの上だけでタープをたためばタープは汚れなくてすむのである。 ただし、タープをテーブルの上でたたむのには、少しこつがあり一人でたたむのはかなり難しい。 2人以上で息が合えば必ずうまくいくと思う。
アウトドア(テント&タープ 生地の用語)

デニール
生地に使用されている長繊維の糸の太さを数字で表した単位で、1デニールは長さ9000mの糸の重さが1gである。 この数字が大きくなると糸が太くなり生地が頑丈になるが、生地が厚くなり防水性が低くなる。

オックス
柔らかい平織りの一種で、ナイロンオックスと言うとナイロン繊維を平織りにしたものである。 通常タープなどに使われるナイロンオックスは太めのナイロン繊維で織られたものが多い。 太いナイロン繊維で織られているため引き裂き強度や耐久性がある。 その反面、生地が厚くなり重量が重い。

タフタ
少し硬い感じの平織りの一種で、縦糸と横糸を一本づつ交差させている織り方である。 高強度で防水性や防風性があるので、テントのフライ等に使用されている。

リップストップ
生地自体に補強を施した織り方で、ナイロンリップストップとは細めのナイロン繊維で織った生地に太めのナイロン繊維を格子状に縫い込んだ生地である。 ナイフで引き裂いても太めのナイロン繊維の位置で傷が止まる仕組みになっており、引き裂き強度や耐久性も優れている。 細いナイロン繊維を使用しているため、生地が薄く重量を軽くできる。

コーティング
防水性、耐水圧性、耐候性アップのために生地にコーティングする。 代表的なコーティング剤として、PU(ポリウレタン)コーティングがあり、フライやタープに使用されている。 ボトムの場合は、ビニロンターポリンがあり、ポリエステル等の両面にPVC(塩ビ)をラミネートしたものがある。
テント&タープ (生地の素材)

コットン
生地自体に通気性があるので結露しにくく、雨等でひとたび水に濡れると繊維が膨張して雨水の浸入を防止するという天然素材の持つ利点を生かしてテントの生地として使用されている。 しかし、濡れた生地を乾かすが大変だし、重量が重いので特殊なテントでしか使用されていない。 代表的なテントとしてマルシャルテントやティーピーテントがある。

ナイロン
テント生地としてもっとも多く使われている素材で、織り方によって色々と用途がある。 例えば、フライにはナイロンリップストップ、ボトムにはナイロンタフタなど織り方によって機能に差が出てくる。 また、ナイロンは伸縮性があるので、フライやタープを美しく張ることができる。

ポリエステル
ナイロンよりも強度の高い繊維で紫外線による劣化が少ないため、フライやタープの生地に使用される場合が多い。

PVC
ポリビニールクロライドの略で塩ビと呼ばれている素材である。完全防水であるためにテントのボトムで使用されている場合が多い。 重量がかなり重たいのが欠点である。 PVCは燃やすとダイオキシンが発生するので、今後はなくなっていく素材である。

ゴアテックス
ゴアテックス社の商標で、多孔質があるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂フィルムをナイロン等の生地にラミネートした素材である。 多孔質の穴は水の粒子は通さないで水蒸気を通すことによって、耐水性があり透湿性があるという相反する機能を有することができる。 テントのアウターやレインウェア等で使用されている。 テントのアウターに使用した場合にはフライが必要ないため、このようなテントをシングルウォールテントと呼ぶ。通常のテントはダブルウォールテントとなる。

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