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呼吸との共鳴
~心呼吸レッドゾーン~ |
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大半の方は痛みを訴えて、病院や治療院に来院されます。
痛みは、車でいうならエンジンの回転数(タコメータ)のレッドゾーンに入った状態です。レッドゾーンというのはエンジンの限界回転数を示しているところで、使用していると壊れてしまいます。
人間も長時間にわたって走り続けるのは頑張っても難しく、所々に休まないと終いにはレッドゾーンに入り壊れて痛みは発生します。
その修復は、人間の場合は時間をかけて回復させてゆくのが理想です。
これが理解できていないために、苦労されているのかもしれません。私もいろいろな症状に悩まされましたが、再発はありません。おかしいなと思っても、ゆっくりと回復をさせているので免疫が発生し身体が記憶しているのだと思います。
仕事がら指がしびれたりしますが、確かこうするんだったなと手を振っていたりすると、いつしか時間をかけながら、ゆっくりと回復していて気がつけば治っているという事があります。一度目に発生した時よりも、遥かに回復が早いのは免疫と脳と身体が覚えていてくれた事にあります。
これが免疫を通じた自然治癒力です。
何かしらの症状がレッドゾーンの針に9にまで達していると、直ぐに症状がよくならない場合があります。それは、一回の施術でレッドゾーンの針が8付近を指しているなら、まだ数回は掛かることを意味しています。
アイドリング(家でくつろいでいる数値)が1とするなら、仕事なら数値は3~4の針の位置でしょう。この位置の体調をキープできるなら問題ないでしょう。
しかし、この位置を外れると疲労が蓄積されます。数値でいう5~6で、レッドゾーンに入る前にメンテナンスが一番最良で費用も安くなります。日吉家のリピーターのお客様は、この数値ぐらいでよく来て頂けます。
人間は痛いという感覚のレッドゾーンに入らないと、なかなか動かないのがやっかいです。しかし、いちど人生を左右する程に痛い目にあうと、レッドゾーンに入る前に定期的にメンテナンスするようになります。
外傷の打撲やら傷による血が出ての痛みなら目が見て脳が確認できて納得できるんですが、それがない痛みはこの時代は特にややこしくなってきました。
これは何を物語っているのかというと時代を物語っています。
今は仕事も休日もネットワークの普及により、建物や家で年齢が関係なく過ごす機会が多くなりました。
そうなると足が弱くなり頭ばかり疲労しますので、人間の感覚が変わってきました。ネットワークの影響で頭が固くなり
よくわからない
という感覚麻痺が多くなっているように感じます。そして、呼吸がほとんど浅くなっています。
最近は特に肩から上が苦しい方が多く見受けられるようになりました。
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