「口 笛」         

作詞・作曲  山田 為人

口笛吹いて 時には涙を
遅すぎることはない 行こうよ あの空
眩い光 目をそらさないで
「今さら夢なんて・・・」 君も言うのかい?

格好の悪い ボロボロの
靴で走り出したあの夜

輝く未来 そこにはあると
思っていたよ 長い道を Ah・・・

つまずきながら 生きている僕たち
夢追い人だから そう 今を大事に・・・
君が言う「誇り」 それも大切な
ことだけど それよりも未来を見つめたい

それぞれの想い 時には
嘘のひとつやふたつ あるよね

いつかは君に うちあけたいよ
最高の言葉 君にあげる Ah・・・

口笛吹いて 走り始めた
特別な僕じゃない 今は そう今は・・・
この世でたった一つの君への
贈り物 見つけたい だから許して・・・

時々うざったいけど
君への気持ちをこの手に抱いて
ひそかな誓いたてた
まだまだ僕たち夢の途中
口笛吹いて未来へ行こう

「雨傘」         

作詞・作曲  山田 為人

地球の涙 あなたへ・・・

小粒の雨が降る 少し寒い朝に
おそろいの雨傘 ゆっくりと歩く恋人
別れ道 二人の手が離れていく 瞳見つめて
雨が止めば 「サヨナラ」を・・・
お互い きり出せなくて ただ 時が流れていく
あざやかな 木漏れ日で・・・
溢れる愛 抱いたまま 傘をたたむ二人

ひとつの傘で 雨凌ぐ 母と子供
母は小さな子供の背中に合わせ
傘をさし 濡れながらも 手をさしのべて そっと微笑む
濡れた髪の その奥は
何よりも温かくて 愛 溢れた瞳だね
つなぐ手には 優しさが
小さな手から溢れて ほら 無邪気に笑っている

雨に濡れた子犬抱いて 少女は泣いた 命のかけら
流れ こぼれた
はかなくて 小さな命に誓いをたてた手に
ポツリ 涙一つ
地球の涙 ぬくもりが 何かを問いかけてきた
そう 少女は雨傘を 強く握りしめた・・・