過去の学習会の記録

2007年11月14日
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2007年11月04日
 さわやかスタート研修会も2回を終えました。第一回目は3月に「新学年さわやかスタート研修会」と銘打って50名を超える先生方を桃丘小学校にお迎えして実施しました。
 テーマは「学級開き」この言葉を知らない先生も若い方の中にはいらっしゃったようです。担任と子どもたち,友達との出会いをどう演出しどう結びつけていくか,実践例をもとに語り合いました。
 第二回目は8月26日に富山小学校で実施しました。学級の充実期を迎える二学期に担任として何に取り組んだらよいか実践事例をもとに話し合いました。二学期には,運動会,修学旅行,山の学校,海の学校,音楽学習発表会など,一学期や三学期に実施している学校もあるかと思いますが,多くの学校行事が実施されるのではないでしょうか。
 「準備がたいへん」「けがなど心配」「ねらったとおりの成果が得られるだろうか」など,様々なことを我々教師は考えますよね。活動に追われて,終わって「やれやれ」では子どもたちのためにも我々教師のためにもなっていないと思います。研修会では,学習発表会や球技大会の取り組みを通して,子どもたちの人間関係と問題解決力が促進されたことと,達成感や連帯感がその後の学習に大いに生かされたという報告がなされました。
 さて,12月ももうすぐですが,年度末に向けて学年をどう締めくくるか,第三回さわやかスタート研修会を計画しています。
2007年01月09日
 第33回全国個を生かし集団を育てる学習研究大会岡山大会が平成18年12月23日24日の二日間,岡山市のピュアリティまきびを会場に行われました。
 西日本を中心に240名ほどの幼小中高の先生方と大学の先生方が参加されました。大会テーマは「人間力を高める教育へのアプローチ」です。
 全国個集研(http://ww6.enjoy.ne.jp/~juntendo4649/index.htm)は,30年以上も前から「個の形成と集団の形成は相即不離」の関係にあるという立場から,個を生かす「学級づくり」「授業づくり」「特別活動づくり」等,個と集団の関係を正面に据えた学習理論とそれに立脚した教育実践を数多く世に問うてきました。ご承知の通り,「支持的風土」「安心と信頼の人間関係」「容認・支援」「一人一役」「出番」等のキーワードは個集研が生み出した,時代がどんなに変化しようと教育現場で失念してはならない教育の方法原理であります。(以上第33回大会要項冒頭の相原会長のご挨拶より抜粋)
 さて,この大会で私は改めて「集団を育てることの大切さ」と「確かな個」を育てる必要性を痛感しました。
 80年代もいじめが大きな社会問題として話題になりましたが,(それ以前からいじめはあったわけですが…)ここ最近ほど連日報道された年はなかったと思います。最近発刊された某書物では「いじめには加害者と被害者だけがいて,傍観者などというものは存在せず,犯罪なのである」という記述がありました。学校関係者だけでなく,一般の大人たちも無関心ではいられない深刻な状況と言えるでしょう。
 大人たちがいじめについて論じることは大切です。子どもたちのちょっとした変化を見逃さないで,声をかける,様子を見守る。見守る中で,支援するべきことが見えてくるからです。それに加えて,子どもたちは,正直なところ,どのように今のクラスや学校,友達関係を見ているのでしょうか。私は,次の3点を大切にしたいと思います。@データ収集をする。A子どもたちに考える場を与え,子どもたちにアクションを起こさせる。B学校から家庭へ問題提起,という流れではない,並列の情報交換。
 @の情報収集は,担任として知っておきたい,とか教育委員会から調査が来た,とか,学校として実態把握をすることになったから,など,様々な理由から既になされていると思われます。
 Aについてはいかがでしょうか。学級活動として,取り組まれているでしょうか。あまり堅苦しく考えずに,話し合いの時間は持ったよというクラスはどれくらいあるでしょうか。計画委員会を立ち上げて議長団の子どもたちを指導して…と,手順を踏みたいところですが,とにかく,司会をやってやろうという子どもたちを中心にして話し合いの時間を持ってみる。「最近,困っていることはないですか?」「いじめられていて困っているという人はいませんか?」そう聞かれて,素直に「はい。ここにいます。」なんて,言えるクラスは少ないと思いますが,とにかく,話し合う時間をとってみてください。そして,あるクラスをもとに言いますと,メッセージを自由にはれる掲示板を用意する(貼り付けるのは一瞬でできます。匿名可とします。),議題箱を用意する(ないクラスが90lという調査もあります。)もちろん,入れた用紙について返事は返ってくる仕組みを作っておく。(1あなたが書いてくれたことについては次回学級会で話し合います。2あなたが書いてくれたことについては__係に伝えました。3あなたが書いてくれたことについては先生に伝えました。4あなたが書いてくれたことについては_月_日の朝の会(帰りの会)で話し合います。以上4種類ほどの解決方法については,あらかじめ議題用紙に印刷しておくとよいでしょう。処理する係の子は○をつけて返すだけでいいですから。無記名のカードが入っていた場合は,朝か帰りの会,または,深刻な場合学級会で話し合うことになります。
 このシステムが稼働していることがクラスの子どもたちに周知されたら,ばんばん悩み相談が議題箱にはいることになります。試しに3学期にやってみてください。そして,Bですが,何か学級で困ってから学級通信を出していませんか,という投げかけです。そんなことはないけれど,その傾向はあるのでは?。担任として,なかなか問題もないのに学級通信を出すなんて,そんな時間はないですよ,という声も確かにあります。起案書つけて学級通信を出すのもねぇ…という意見も。保護者にクラスのことや我が子の友達に関心をもってもらうために,一人一人を主役にした新聞を出してはどうかというお話がありました。我が子が出ているとなれば,どんな保護者も読みます。そのとき,隅に,ちょこっと,担任と一緒に考えてほしいことなど書いてあったらどうでしょう。全員がいつか学級通信に出る。興味をもって読んでもらえそうです。ついでに,担任の考えていることも知ってもらえる。おじいちゃんやおばあちゃんまで学級通信を読んでくれてクラスに関心をもってもらったら…学級懇談会には保護者の2倍も席を用意する必要があった…なんて話を,これは道徳前教科調査官の押谷先生に教えていただきました。もっと,ポジティブに学級経営をしていく必要があると思いました。いずれにしても,担任と保護者の連携がうまくいくことが子どもにとって一番ですよね。誤解は,(私の失敗経験からもいえるのですが)担任と家庭の連絡が十分できていないときに起こることが多いです。今までテレビの記者会見などを見ても,責められるべきことはそこにあるように思えます。(*^_^*)
2007年01月08日
 11月30日の特別活動研究会県大会ですが,大変多くの人が参加され大成功でした。旭竜小学校の先生方,鳥越校長先生お疲れ様でした。大会テーマは「豊かな心をもち,共によりよく生きようとする子ども」〜思いを伝え合い,よりよい自分や集団をめざして主体的に実践する子どもの育成〜でした。
 特別活動の話合い活動を中心に研究を進め,次の3点を具体化して研究を進められました。
@一人ひとりが主役のなれる学級集団づくりのくふう A道徳の時間に培った心情を特別活動の場で生かしていく工夫 B子どもが主体的に気持ちや考えを出し合い深め合える話合い・実践のための支援
 これら3点が,学級集団づくり,特別活動(話合い・実践),道徳のそれぞれの場で相互補完していくという仮説のもとに研究が進められました。
 学級集団づくりは,児童の学校生活の基盤となる。児童は学級集団の一員として様々な活動を行い,その活動の意味を道徳の時間の中で納得することができる。また,道徳の時間に培った心情を生かす実践の場として一番身近なものが学級集団である。あたたかい支持的風土のある学級集団は,特別活動の話合い・実践をより深め,高めていくための基盤にもなる。さらに,特別活動での集団決定が生かされる場として学級集団は高まっていくと考えられる。…旭竜小学校の研究集録から抜粋
 @については,学級における指導計画を作成と学級活動コーナーやよいこと見附のコーナーなどの環境整備。Aについては,各教科の年間指導計画の見直し,日々の暮らしと道徳時間のひびきあい,総合単元的な道徳学習の展開,「提案理由に沿った発言,話し合いの進行を助ける発言,学級全体のことを考えた発言,友達のよさに気づき,よさを尊重している発言,ふだん意見を言わない子の発言,友達を思いやった発言」などの発言を大切にすること。Bについては,子どものPDSを大切にするために学習環境の整備,教師の意識改革,話合い・実践活動での成就感を持たせるなどの支援。を具体的な手だてとして報告されました。
2006年04月02日
子どもたちに,生活の質に気づく目を育てたい,そのためには,担任のふだんの意識が大きく関係してくるだろう,「子どもは担任の鏡である」この言葉が当を得ているのではないだろうか。
 最近の子どもたちの傾向として「力をもっている子どもが,力を発揮しようとしない」ということがあるのではないだろうか。という意見が出されました。自分のよさを生かそうとしない,それはなぜか…。リーダーになって活動することが,かっこよくないという意識があるのでは,という意見が出されました。責任ある仕事をしようとしない…少し以前から,よく聞かれたようにも思いました。たぶん,そのようなチャンスを得た子どもに対して正当な評価,とくに仲間からの評価が十分になされていなかったからではないでしょうか。担任なり指導者が,意識して評価する場を設定していなかったり,世話をするという行為の価値付けをしていなかったりしたから,そのような意識が広がったのかもしれません。
 初めてリーダーになった子は,慣れない仕事で緊張したり,自信がもてなかったりストレスが結構あると思います。そこを見通して温かい言葉で励ましたり,認めたり,助言する教師の存在で自己有用感や自己肯定感をもてるのではないでしょうか。それに加えて,仲間の拍手や感謝の言葉があれば,いうことなしでしょう。この子は,次の機会にもリーダーに立候補するだろうと思われますし,次に続く子どもが現れると思います。


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