教室の窓から

2007年08月03日
 ずいぶん長い間HPの更新ができずに見てくださった方に申し訳なく思っています。来週から始まる特別活動研修の予告をさせて頂きます。(今までも書くネタはいろいろあったのですがどうして書かなかったのだろうと反省しています)まず,5日(日)は山口の学級活動ネットワーク夏の学習会2007(椙田先生のところ)に行ってきます。新潟の赤坂先生,宮城の八巻先生の講座も楽しみにしています。7日(火)は第1回中国ブロック特別活動研究会参加のため東広島に行きます。岡山の発表者は倉敷市立中庄小学校の山根先生です。そして9日は岡山個集研の夏期研修会です。ここでは学級づくりを進める会を代表して,岡山市特別活動部会を代表して杉原先生が実践発表をします。全特活東京大会に参加できないのは残念ですが,負けないくらい充実した会になりそうです。ちなみに協議の司会は私です。
 このページで各研修会の報告をしたいと思っています。
2007年01月05日
冬休み。岡山市の子どもたちは1月9日から3学期が始まります。きっと今頃は冬休みを楽しんでいることでしょう。
 さて,子の写真に写っている犬は我がばあちゃん家の愛犬リュウです。「同情するなら金をくれ」という台詞で有名なドラマに出ていた犬の名前が確かリュウだったと思います。
 ですから,年はもう15歳を超えていて長寿犬として岡山市から表彰までされました。
 ところが,ここのところすっかり体力をなくしてよぼよぼです。まず,4本の足ですっくと立つことが難しくなってきた。しかし,散歩には行く気力はあり,なんとか出かけます。ところが,帰りはだっこされて返ってきます。体重もみるみる減ってがりがりになりました。毛に艶がなくなり皮膚もぼろぼろに…。耳も聞こえづらく目は白内障にかかり見えていないようです。鎖が重いので布製のリードでつないでいます。これが足によく絡まって動けなくなるのです。そのたびにウォーンと鳴きます。見ていると,かわいそうでなりません。こんなにまでして生きようとしていることに感動して涙が出そうになります。
 リードが絡まって苦しんではいけないということで,夜には土間に放されています。転んで痛がってもいけないと土間一面に使わなくなった毛布を敷いています。体臭もひどくなでてやることもはばかるのですが,なぜ,ここまでして手厚く飼うのか…。それは「元気なときには,よう番をしてくれたからなあ。」感謝の気持ちと命を大切に思う気持ちが重なってこうしているのだそうです。
 家族以外の気配を感じて,必死に起き上がり,吠えようとしている老犬。家に来るまでは飼い主も決まらずに辛い生活をしていたとか…。その恩返しのつもりでしょうか。
 命と感謝と愛情と…規則とか善悪とかではない,人としての行いを感じ,自分自身の日頃の行いを振り返りました。(>_<)
2007年04月02日
また,中学生がいじめと思われる理由で自殺したとニュースが報じました。保護者の言に寄れば事の発端は担任の心ない発言がきっかけだったのではないかということで,一年生の時から「死にたい」と言っていたそうです。一年間もの間,相談する人はいなかったのでしょうか。本人が周囲にそう漏らしたとき,本気で取り合ってくれる人はいなかったのでしょうか。
 昨年の夏,北海道の小学校の6年生が登校後,自殺未遂を起こしました。結局半年後の今年1月に息を引き取ったのですが,原因となることを記した手記があったのにもかかわらず学校や教育委員会は公表しなかったと,たぶん保護者はマスコミにそのことを言ったのでしょう,先日大々的に報じられ,学校関係者と教育委員会が保護者に謝罪したという報道がありました。その手記を見たとき,看病していてさぞやるせなかったことでしょう。死に追いやったクラスの子どもたちを許せないと思ったのでしょう。結果からして,子どもの命が自らの手とはいえ奪われたことはとても残念です。なぜそうなる前に周囲が気づき,その心を受け止めてやれなかったのでしょうか。
 公表しなかった学校関係医者の気持ちも分かる気がしています。というのも,そうなることが子どもたちには予測できなかったと思うからです。結果として君たちは一つの尊い命を奪ったのだよ,と告げられない(告げることによって一生消えることのない心の傷を負わせてしまう)という,その荷を背負わせてはいけないという配慮?があったのではないでしょうか。しかし,そう思ってのことであればそれは,罪を子どもたちに背負わせてはいないか,と思うのです。断罪されるべきは,指導すべき担任なりその子に関わっている教師たちではないかと思うのですが…。後日,教育委員会と校長先生ほか担任の謝罪する様子が報道されましたが,「死」というものを「命」というものを,天国に行った子に関係ある人々(クラスメイトの子どもたちも含めて)は一生心の片隅にでも置いて生きていかねばならないと思います。
 簡単に「死」とか口にする子が多い。死というものが本当に分かっているのかと思います。どんなつぶやきも聞き逃さないのが家族であり,担任だろうと思います。生きるということを,すばらしいことであるとおしえられる教師でいたいと思います。
 「不幸せは幸せの前ぶれである」「生きていれば,きっと生きていてよかったと思うときがくる」教師が生き生きと生きたいと思います。
2006年06月16日
いよいよ本番を来週に控えて,お店が完成に近づいてきました。そこで,今日は,クラスの中でお互いの店が楽しい店になっているか点検することになりました。写真の店は釣り堀です。数人が客になってやってみた後,改善点が出されました。まず,魚はもっと濃く着色するなどして魅力的にするべし,池の大きさや釣った後の入れ物を工夫するべし…などの意見が出されました。
 本校では,この全校集会の経験を生かして,2年生が1年生を招待して「ミニ○○小祭り」をしたり,5年生が隣接する幼稚園の年長組さんを招待して「ミニ○○小祭り」をします。上学年児童が小さい人たちを楽しませてあげる一方法として根付いているようです。
2006年06月09日
今年も,全校集会(○○祭り)の季節がやってきました。本校では4年生からお店を出します。
 昨年の経験をどれくらい生かして,楽しいお店,自分たちも来てくれる人たちにも楽しんでもらえる店ができるか,担任としても楽しみにしているところです。
 代表委員会で,今年のテーマ,出店数,出店場所,貸し出してほしい道具などの数の調整が行われて,いよいよ準備に入りました。学級会で,こんな店をしたい,という意見が出されて二つに集約されました。一つは,「暗夜行路」目隠しして設定したコースをロープ伝いに歩いていくというアレです。そして,「ゲームセンター」です。ゲームセンターの中は「つりぼり」「ボーリング」「はてなボックス(箱の中身を手探りで当てる)」「モグラたたき」の4つに決まりました。写真は,一番希望者が多かった暗夜行路の店長と副店長が司会をして,開店までの段取りを話し合っているところです。細かい準備物と一人一人の役割分担について決められた模様です。担任は,その手際のよさを黙ってみておりました。(^o^)
2006年06月08日
子どもたちが活動していくのに,学習環境の整備は欠かせませんが,画用紙などふんだんに用意しておくことはなかなかできません。可能な限り,使いたいものがすぐに手にはいるように気をつけています。
 総合でPCの使い方を学習していても,普段自由に使えないのが現状のクラスばかりではないでしょうか。私のクラスでは,古い古いパソコンを教室に設置しています。もちろん,セキュリティなどについては十分配慮して,基本的に自由に使えるようにしています。
 この写真では,係の表をつくるのにパソコンを使っているところです。この子たちは最初,紙とペンを求めて相談に来たのですが,パソコンを使うことを勧めました。ソフトとしては「一太郎スマイル」「ハイパー・キューブ・ネット・jr」をインストールしています。高学年になると,大人が使う「一太郎」「ワード」でも,十分使いこなしていきそうです。
2006年05月14日
昨日のエンタの神様で長井秀和が「新しいクラスになって1ヶ月が過ぎた。そろそろ担任の先生がマジギレする頃だ。気をつけろ!。」と言っていました。タイムリーなギャグ?かも…と,思いました。子どもたちも新しい学年と新しいクラスにやっとなれてきたようです。マジギレはしませんが,つっこんだ冗談を言い始める頃かもしれません。しかし,子どもに冗談が通じないときがあるので,みなさん気をつけましょう。さて,今年は5年☆組。久ぴさの5年生です。学級の目標,まだ掲示していません。でも,一人一人の自画像は掲示しました。そして,個人目標。クラスの愛称は決まりました。「強く,正義を守る。そして,みんなと仲良くする」という思いを込めて『桃太郎学級』とみんなで決めました。決めたとき,みんなの顔が輝いていました。しかし…ちょっと気がゆるみだしたかなぁ,この頃。


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