6 対義語テスト
解答 ※印以下は、配当漢字の解説。「T配当漢字・熟語篇」で基礎知識を確認しましょう。
1 天神←→地祇(「示+氏」)※「地祇」の意味は、地の神。「祇」の訓読みはp80「くにつかみ」。「くにつかみ」は「国つ神(「つ」は上代の助詞で「の」の意)」で、国土を守護する神、地神。故に、「天神」の対義語。
2 一斑←→全貌※「斑」の訓読みは、p44「まだら・ふ・ぶち」。二字熟語「一斑」となれば、豹の斑模様の一点
ということから、一部だけを意味する。これを含む四字熟語はp262「全豹一斑」。その対義語
なので「全貌」。「貌」の訓読みはp115「かたち・すがた」
3 強靱←→脆弱※「強靱」は、しなやかで丈夫なこと。「靱」の訓読みはp129「しな(やか)」。その対義語なので
「脆弱」。「脆弱」は器物や組織がもろくてよわいこと。「脆」の訓読みはp94「もろ(い)」、
「よわ(い)」がある。
4 抽出←→悉皆※「抽出(ちゅうしゅつ)」は、いくつかの事物の中からある特定の考え・要素などを抜き出すこと。
対義語の「悉皆」は、すべてみな、ことごとく、という意味。「悉」の訓読みは、p36「ことごと(く)」
がある。
5 卑近←→迂遠※「卑近(ひきん)」は、身近でわかりやすいこと。その対義語は「迂遠(うえん)」で、まわりくどいようす。
「迂」の訓読みは119「まが(る)」、「とお(い)」がある。
6 泰然←→狼狽※「泰然(たいぜん)」は、落ち着いて物事に動じないようす。その対義語「狼狽(ろうばい)」は慌てて落ち着き
をなくすこと。「狼」の訓読みは、p72「おおかみ」。「狽」は狼の一種。狼は前足二本が長く後ろ足二本
が短い、狽はその反対とされ、一緒に行動しているが離れると倒れ慌てることから、「狼狽」という二字熟語
となった(p72参照)。これを含む四字熟語はp259「周章狼狽(しゅうしょうろうばい)」がある。
7 失墜←→挽回※「失墜(しっつい)」は、落とし見失うこと。その対義語は、もとへひきもどしかえす意味の「挽回(ばんかい)」。
「挽」の訓読みはp40「ひ(く)」がある。
8 平安←→擾乱※「擾乱(じょうらん)」はみだれ騒ぐこと。「擾」の訓読みは、p44「みだ(れる)」、「さわ(ぐ)」がある。
9 野鳥←→家禽※「家禽(かきん)」は、ニワトリやアヒルなど、家で飼う鳥の総称。「禽」の訓読みは、p80「とり」がある。
10 蓄財←→蕩尽※「蓄財」は、財産を蓄えること。その対義語「蕩尽(とうじん)」は、財産を使い果たす、はらいつくすこと。
「蕩」の訓読みは「はら(う)」がある。
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