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 1 「T準一級配当漢字・熟語篇」の学習・活用例 (知識の入力をしよう!)

   (下記の説明は、アマゾンによるテキストの「中見!検索」と併せて一読されると分かり易いと思います。
   (「中見!検索」をクリックした後は、「次のページ」をクリックして進んで下さい。)

(1)テキストを読む。
 
範囲を決めて、「訓読み・ヒント」、「熟語例」を読みながら「見たことのある漢字」「馴染みの漢字」を増やしていきましょう。
特に訓読みが難しい、訓読みの種類が多い漢字には、「ヒント」として漢字の成り立ちの説明を付けていますので一読して下さい。漢字を「考える」ことで正確に記憶できます。
各配当漢字には、「熟語例」とその意味、類義語・対義語なども付けていますので併せて読んでいきましょう。
漢字の持つ意味と、熟語の広がりを理解したら、附属の「しおり」で「訓読みテスト」をやってみましょう。覚えていないものが多いと思いますが、脳への働きかけの一つと考え、他の分野の学習と並行しながら、忘れることを前提に何度も繰り返すこと。(「勉強指南」ページ数:G参照)を心がけましょう。
四字熟語に関しては、苦手な人が多いようですが、それは多くが中国の歴史、文学、伝説を基にしているからです。テキストの学習シート@には、そうした解説や四字の分析の説明を載せています。一読すると、まさに目から鱗、自然に頭に入ることが多いと思います。こうして知識が「入力」されたら、学習シートABで実際に書いてみる、つまり「出力」作業をして知識を定着させましょう。
常用漢字の表外読みは、「愛娘(まなむすめ)」のように、聞き慣れているものが多いので一度勉強すると比較的記憶に残ります。また、検定試験には出題されませんが、学習の補足として関連熟語を付けています。例えば、「案(かんが)える」=「考案」。
故事・諺に関しては、検定試験には出題されませんが、意味も載せています。適宜読んで知識の定着に役立てて下さい。また、検定試験のみならず、広い言葉や文化の知識としても興味を広げていって下さい。
 ※学習方法の詳細は、各分野ごと(例えば「配当漢字・熟語篇」、「四字熟語篇」など)に
   「設問解説」、「勉強方法」としてテキストに説明しています。
 ※各分野ごととに「学習計画表」、本の終わりに全体の「学習計画表」を付けています。
   学習を継続させる一助、自己分析の資料として活用してみて下さい。 
 ※テキストを「分けて携帯」する方法もあります。

(2)テキストを簡易辞書的に活用する。
・   他の分野の勉強で覚えにくい、或いは間違えた二字・四字熟語があれば、「T 配当
漢字・熟 語篇」で訓読みを確認しましょう(序でに「熟語例」の一読を習慣にすると  学習の機会が増えます)。漢字の検索には330頁の「部首索引」を使うと便利です。
   例 1)対義語「戦」←→「好戦」(p 200)が覚えられない。
→・「」の訓読みに「いと(う)」、熟語に「厭悪(※嫌がって憎むこと)」など (p14)があることを確認。
   例 2)四字熟語「虚心坦懐」(p254)を「虚心懐」と間違った。
→・「」の訓読みが「たい(ら)」(p21)であることを復習・確認。
→・「Y 四字熟語篇」で意味が「心にわだかまりが無く大らかなさま」。分析・解説は「虚なる心、坦らな懐(心)」(p254)であることを復習・確認。
 ・  合格者の体験談によると、テキストには比較的余白があるので、自分で調べたことを
書き加え、自分オリジナルのものに作り上げていくのも効果があるようです。


 


 2 「U常用漢字表外読み」〜「Z故事・諺篇」の分野ごとの学習例

(1)興味を持った分野から勉強を始める。

(2)比較的覚えやすいもの・難易度の高いものを組み合わせて勉強を進める。
  
 ・  比較的覚えやすいもの「U常用漢字表外読み篇」、「V同音の漢字による書き換え
篇」「W国字篇」を進め、自信を付けていく。
 ・  難易度の高い内容、例えば「X 対義語・類義語(特に、二字全て反対のも・異なる
もの)」「Y四字熟語」
を攻略する。自分で範囲を決め期限を区切って学習したり、グループで学習したりすると効果的に覚えられます。

(3)その他、下記の「裏技☆」で苦手を克服。
 裏技☆ 覚えられない「四字熟語」をグループ学習会などで報告。自分で報告する、
人の報告を聞く、掲示板に書き込むという作業だけでも印象に残り記憶の
定着に役立ちます。 
 裏技☆  覚えられない「四字熟語」を(覚えるまで)期間限定ニックネームにする。
 裏技☆  覚えられない「四字熟語」の「分析・解説」を家族や友人に説明してみる。

   

※1の(1)、2については、各自のこれまでの勉強状況、漢字・語彙に対する馴染みの程度などにより、取り組みやすい方から進めていきましょう。
3 実力を試してみよう。 (知識の出力をしよう!)

(1) 模擬試験や問題集やに挑戦してみましょう。(テキスト付属のものの他、参考図書例はテキストの]ページ参照)また、本HP「3」に練習問題・解答 を公開しています。そちらもご利用下さい。

(2)(1)で間違ったものについても、テキストの「T 配当漢字・熟語篇」などで、 訓読み、意味など基本的な知識を復習しましょう。学習方法は、(1)で述べ た練習問題の解答に青文字で解説してますので、参照下さい。


4  苦手な漢字を最強の味方にしよう。

1〜3を通じ、どうしても覚えられないものは、大雑把でいいので「間違いノート」を作っておくと試験前の復習に便利です。苦労して覚えた漢字・四字熟語であればあるほど、模擬試験や本試験で再会した感激は一入。さまざま工夫で、苦手な漢字を最強の味方にしてしまいましょう。


5 学びの世界を広げよう(中国文学・日本文学)

文章題が出題されている文学作品や漢詩・漢文の作品集には「準1級」の配当漢字や常用漢字の表外読みが出てきます。時には、テキストや検定問題集を離れ、こうした文学作品で、実際に使われている配当漢字や四字熟語と対面すると「あ、この漢字知っている」というような新鮮な喜びを味わうことができ学習意欲も高まります。また、資格取得のためだけの勉強、丸暗記の勉強から学びの世界を広げることにもなります。合格後、生涯を通じて活かせる知識や知恵を中国の古典から汲み取って行きましょう。

日本文学作品は、インターネット電子図書館「青空文庫を利用するのも便利です。「準1級」の配当漢字や熟語、四字熟語を見つけたら、文脈から意味を再確認していきましょう。


6 「準1級」の学習は、自己マネージメント」の訓練。

「準1級」は難関、合格までには大変な努力が必要です。さらに、検定日が近づくに連れて、焦り・落胆・緊張が次々と襲って来るでしょう。しかし、難関突破のためには、時にそれらを打ち砕き、時にそれらを飼い馴らしていくことが必要です。

テキストの「あとがき」p344に紹介している、「学生の一人」が立ち上げたHPは、都合により、現在は閉鎖されました。

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