ピタゴラス (ギリシア) |
紀元前590?〜紀元前510 |
古代ギリシアの数学者・科学者。 サモス島に生まれた。南イタリアの植民都市クロトンに行き、宗教団体(ピタゴラス学派)をつくった。 【古代のギリシア世界】 「すべてのものは数(自然数)とその関係によって秩序づけられている」と考えた。有名なピタゴラスの定理や三角形の内角の和が二直角(180度)であることを発見した。自然数ではあらわせない無理数(むりすう)があることに気づき、この数を数学からはずした。 また、魂(たましい)の不滅(ふめつ)・輪廻(りんね)を説き、魂(たましい)は、真理の獲得(かくとく)によって救われるとした。 天文学の分野では、地球が球状であることを信じ宇宙の中心に火があり、そのまわりを地球や他の惑星(わくせい)が円をえがいてまわっているという一種の地動説(ちどうせつ)を唱えた。 |