プトレマイオス (ギリシア) |
?〜? 生まれた年も死んだ年もわからない |
古代ギリシアの天文学者、地理学者。天動説(てんどうせつ)を唱えた。 2世紀前半に、エジプトのアレクサンドリアで活躍した。 アレクサンドリアで天体の観測を行い、ギリシアの天文学をまとめ上げ、「天文学集大成(てんもんがくしゅうたいせい)」13巻を書いた。アラビア語に訳され、「アルマゲスト」として知られ、その後の天文学者に長く影響(えいきょう)を与えた。 【古代のギリシア世界】 宇宙の中心に地球をおき、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星の順にならんで地球のまわりをまわっている天動説(てんどうせつ)を唱えた。この説は、コペルニクスが地動説(ちどうせつ)を唱えるまで、長く信じられることになった。 地理の研究も行い、緯度と経度をであらわす地図をつくった。また、地球をとりまく空気による光の屈折作用(くっせつさよう)を発見した。 天動説の考え方そのものは間違っていたが、それまでの古代の天文学をまとめ上げたという点では、その功績(こうせき)は大きい。 |