タレス (ギリシア) |
紀元前640?〜紀元前546 |
古代ギリシアの哲学者(てつがくしゃ)・科学者。 小アジアのミレトス(トルコにあったの古代都市)に生まれた。オリーブ油を売るためにエジプトとミレトスを行き来する貿易商人であった。 【古代のギリシア世界】 ギリシアの幾何学(きかがく)・天文学・数学などを始めた。ピラミッドの高さを測定したり、日食の日を言い当てたりした。また、コハクの摩擦電気(まさつでんき)や磁石(じしゃく)作用などを観察した。「万物(ばんぶつ)の根元は水である」とした。 「万物(ばんぶつ)は神がつくった」という神話でしか説明されなかった時代に科学的に世界を見て説明しようとした意味で最初の科学者といえる。 |