【故事成語(こじせいご)】

    
断腸の思い

【読み方】

    
だんちょうのおもい

【意 味】
   
はらわた(小腸のこと)がちぎれるほどの大変つらい思い
    深い悲しみ

   
【由 来】
   
晋(しん)の国の桓温(かんおん)が船に乗って谷を過ぎる時に、
    その家臣が猿(さる)の子どもを捕まえた。母親の猿(さる)が子
    どもを追って百里(ひゃくり)あまりもついてきたが、家臣はその
    子どもの猿(さる)を殺してしまった。これを見た、母親の猿(さる)
    は泣きさけんで死んでしまった。その腹をさいてみると、腸がちぎ
    れていたことから、この語ができた。
                                (世話新話 せわしんわ)

【備 考】
 

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