【故事成語(こじせいご)】

    
大器晩成

【読み方】

    
たいきばんせい

【意 味】
   
大人物は早くから目立たず、晩年(ばんねん…年をとること)になって
    から、大成(たいせい)したり、りっぱになったりするということ。

   
【由 来】
   
崔林(さいりん)はあまり目立たず、人々からはおろか者と言われて
    いた。しかし、いとこの崔えん(さいえん)という人だけは、「大きな鐘
    (かね)は、そうそう、やすやすとはできない。大きな才能もそれと同じ
    で完成までに年月がかかる。」と言った。崔林(さいりん)は成人する
    と、その才能をりっぱに開かせ、地位の高い人物になった。
                                     (老子 ろうし)

【備 考】
    老子(ろうし)(?〜?)
      春秋時代(しゅんじゅうじだい)の思想家。
      道家思想(どうけしそう)を起こした。
      周(しゅう)の国の役人となる。道徳や礼法(れいほう)を大切に
      しながらも、「無為自然(むいしぜん)」を重んじ、「自然のままの
      態度が本当の生き方である」という道家思想(どうけしそう)を唱
      えた。この考え方は、後に荘子(そうし)にひきつがれた。


この時代のころ















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