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【春のころの天気の変化】

 春には、シベリア気団や小笠原気団が強い勢力にはなっていないため、日本の天気は安定せず変わりやすい。中国の揚子江付近で発生した移動性高気圧(いどうせいこうきあつ)と温帯低気圧(おんたいていきあつ)が交互に西から東へ通り過ぎるため、天気は3〜4日おきに変わりやすい。
 
移動性高気圧(いどうせいこうきあつ)におおわれたときには晴れるが、温帯低気圧(おんたいていきあつ)におおわれたときには、雨が降る。

〈 移動性高気圧(いどうせいこうきあつ)と温帯低気圧(おんたいていきあつ)の移動の様子 〉

〔雲画像〕

 大きな雲のかたまりが温帯低気圧
(おんたいていきあつ)である。また、雲のかたまりとかたまりの間の雲のない空間には移動性高気圧(いどうせいこうきあつ)がある。
 雲のかたまりと雲のない空間とが、交互(こうご)に日本をおおっている。
〔アメダス〕

 大きな雲のかたまりの移動の様子と同じく、雲がかかると雨になっている。雨と晴れが
3〜4日おきにこうたいであらわれている。
  1日…
 
  2日…

  3日…

  4日…

  5日…

  6日…

  7日…

  8日…

  9日…
〔天気図〕

 中国の揚子江(ようすこう)のあたりで発生した移動性高気圧
(いどうせいこうきあつ)や温帯低気圧(おんたいていきあつ)は、偏西風(へんせいふう)にのって西から東へと移動し日本を通り過ぎている。

〈 春の実際の天気の変化 5月1日〜5月10日まで 〉

日本の季節ごとの天気の変化