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【梅雨(つゆ)のころの天気】


 梅雨(つゆ)のころになると、南の小笠原気団(おがさわらきだん)と北のオホーツク海気団の2つが強くなる。

 梅雨(つゆ)の初めのころは、この2つの気団の勢力が同じくらいの強さである。そのため、
オホーツク海気団からの冷たくしめった北東の風小笠原気団(おがさわらきだん)からのあたたかくしめった南の風とがぶつかり合い、おしあう状況になる。これによってできる前線が梅雨前線(ばいうぜんせん 停滞前線ともいう)である。

 やがて、南の小笠原気団(おがさわらきだん)の勢力が強くなり、梅雨前線(ばいうぜんせん)を北へとおしあげていく。これが
梅雨明け(つゆあけ)である。梅雨(つゆ)が明けると、本格的な夏が始まる。

冷たくしめった       北東の風

あたたかくしめった       南の風

梅雨前線(ばいうぜんせん)

小笠原気団(おがさわらきだん)が梅雨前線(ばいうぜんせん)をおしあげていく様子

【梅雨(つゆ)のころの雲画像】

 春のころとちがい、雲が切れ間なく発生し、いつも日本の上空にかかるようになっている。

【梅雨(つゆ)のころの天気図】

 日本の上空に梅雨前線(ばいうぜんせん)が長くのびていることがわかる。

【梅雨(つゆ)のころのアメダス】

 4日間連続、日本全国で雨が降り続いている(24〜27日)のがわかる。27日の午後には雨はやんでいるが、晴れ間は見えず、曇りの状態である。

日本の季節ごとの天気の変化