【梅雨(つゆ)のころの天気】
梅雨(つゆ)のころになると、南の小笠原気団(おがさわらきだん)と北のオホーツク海気団の2つが強くなる。 梅雨(つゆ)の初めのころは、この2つの気団の勢力が同じくらいの強さである。そのため、オホーツク海気団からの冷たくしめった北東の風と小笠原気団(おがさわらきだん)からのあたたかくしめった南の風とがぶつかり合い、おしあう状況になる。これによってできる前線が梅雨前線(ばいうぜんせん 停滞前線ともいう)である。 やがて、南の小笠原気団(おがさわらきだん)の勢力が強くなり、梅雨前線(ばいうぜんせん)を北へとおしあげていく。これが梅雨明け(つゆあけ)である。梅雨(つゆ)が明けると、本格的な夏が始まる。 |
冷たくしめった 北東の風
あたたかくしめった 南の風
梅雨前線(ばいうぜんせん)
小笠原気団(おがさわらきだん)が梅雨前線(ばいうぜんせん)をおしあげていく様子→
【梅雨(つゆ)のころの雲画像】
春のころとちがい、雲が切れ間なく発生し、いつも日本の上空にかかるようになっている。
【梅雨(つゆ)のころの天気図】
日本の上空に梅雨前線(ばいうぜんせん)が長くのびていることがわかる。