水墨画(水墨画)をきわめた僧(そう)

  雪 舟 (せっしゅう)
● 活やくした時代   1420年〜1506年
                室町時代

● 活やくしたこと


  1420年 岡山県で生まれる。

         少年時代に、お経を読まずに絵ばかりかいていたため、本堂の柱にしばられた。
         その時、しばられたままで自分のなみだを足の指につけ、そっくりのネズミの絵
         をかいた話は有名である。

         12才の時に、京都の相国寺(しょうこくじ)に入り、禅(ぜん)の勉強をしつつ、絵の
         勉強もする。

  1464年 山口県の雲谷庵(うんこくあん)に住む。 
         画家として有名になる。

  1467年 山口県の大名の大内氏(おおうちし)がおくる中国(明)への船に乗って、
         中国にわたり、水墨画(すいぼくが)の勉強をする。

         中国(明)の皇帝(こうてい)の命令で絵をかいて、大変ほめられる。

  1469年 1年後、日本に帰る。
         中国の絵のかき方を取り入れ、日本風の水墨画(すいぼくが)のかき方を
         完成させる。

         これ以後、日本の各地をまわり、風景画(ふうけいが)をかく。

  1486年 有名な
山水長巻(さんすいちょうかん)をかく。

  1501年 有名な
天橋立図(あまのはしだてず)をかく。

  1506年 死 去(87才)


● 人 物 評

  雪舟(せっしゅう)は本当に絵をかくことが好きだったのだなあ。水墨画(すいぼくが)の本場の
中国(明)にわたって絵の勉強をするくらいだから・・・・。水墨画(すいぼくが)のかき方を確立したのは雪舟であると言ってもいいであろう。すみのこい、うすいだけで、風景にあれだけの奥行きとはく力を与えるのだから、すばらしい。また、雪舟のかいた作品のねだんもすごい。何と言っても、億円単位だものなあ・・・・。


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