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主 な 項 目



デ ー タ ー


太陽からの平均距離 (きょり)


38万4400km

公転周期 (こうてんしゅうき)
※ 地球を中心に地球のまわりを1回     転するのにかかる日数

27.32日


自転周期 (じてんしゅうき)


27.32日


赤道半径 (せきどうはんけい)

1738km
(地球の大きさの約4分の1)
(太陽の大きさの400分の1)

質 量 (しつりょう)


7.35×10kg22


平均密度 (へいきんみつど)


3.34g/cm


表 面 温 度

昼 100℃

夜 −100℃

衛星(えいせい)の数

0 個

リングの数

0 個
  月

  (MOON)
 【特ちょう】
  ● 地球を中心にして地球のまわりをまわる衛星(えいせい)である。 
  ● クレータの多い所と平らな部分の多い「海」と呼ばれる部分がある。
  ● 大気はない。
  ● 引力(いんりょく)は0.17(地球の引力の6分の1)
    (地球の引力が1の場合)
  ● 地球から月の裏側(うらがわ)を見ることはできない。
    (月はいつも同じ面を地球に向けている。)
  ● 月食が起こる。     







【月の表面の様子】
 月の表面は、岩石や砂つぶでおおわれている。大気はない。クレータの多い所と平らな部分の多い「海」と呼ばれる部分がある。46億年前に月ができた直後はどろどろのマグマでおおわれていた。そのマグマが冷えて固まった溶岩でおおわれている所が「海」となったと考えられる。大気、水がないため、温度の差が激しく、太陽の光が当たる昼の部分は100℃、太陽の光の当たらない夜の部分は−100℃である。
【月の表面をおおうクレータ】
 クレータ
 隕石(いんせき)が衝突(しょうとつ)した跡(あと)であるクレータがあちこちに散らばっている。クレータとはギリシア語で「コップ」「おわん」の意味がある。その意味のとおり、クレータはおわん型の形をしている。月の表側(地球から見える側)は「海」が多く、月の裏側(うらがわ)の方がクレータは多い。
【月の裏側(うらがわ) クレータが多い】
月ができるまで 〜 ジャイアント・インパクト説
ジャイアント・インパクト説
 月がどのようにしてできたかについてはいろいろな説がある。「親子説(地球からの分裂説)」、「兄弟説(地球と同時につくられた説)」「他人説(地球の引力に月がつかまった説)」などである。今、現在、有力になっているのが、ジャイアント・インパクト説である。この説は火星くらいの大きさの天体が地球にぶつかり、地球の地表の一部がはぎ取られた。そのはぎ取られた地表が再び集まり固まって、月ができたという説である。
アポロ計画 〜 人類を月へ
【月へ向かうアポロ】
月面に降り立つアポロの飛行士】
【月面にしるされた第一歩】

 「アメリカは、1960年代の終わりまでに人類を月面に着陸させ、安全に帰還(きかん)させることを目標とすべきである」。1961年5月25日、ケネディ大統領はこう宣言し、アポロ計画は始まった。その結果、 1969年7月20日、アポロ11号が静かの海に2人の宇宙飛行士を着陸させることに成功した。この時、アポロ11号のアームストロング船長が言った言葉が有名である。

『これは、一人の人間にとっては小さい一歩だが、人類にとっては偉大(いだい)な一歩である。』

 月には大気がないため、風も吹かない。そのため、この最初の第一歩も、いつまでも月面に残ることになる。
 アポロ計画


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