ハリケンジャー 巻之五十一『風と水と大地』

(2003/2/9)

■冒頭

写真ですー♪(笑)

は、いいとして・・・旋風神なぜかハリーアップでアレに特攻。
はい、タイトルポン♪

■アレ消滅

アレの中に突入した鷹介達。その前に怒りの矢が。ナーイス!取りにいこうとしたところを『邪悪なる意志』がお邪魔。
この日が来るのをどれだけ待ったか
知るかボケ。どこの馬の骨や貴様(笑)

『邪悪なる意志』の邪魔を受けながらも、旋風神は遂に怒りの矢を手にし、それを射る!パリーン、と、どこかのポケモンゲッターが歌い出しそうなところに断末魔。
見よ、邪悪なる意志は滅びた・・・
は?まだ?チッ、ウゼーなー。

■タウ・ザント散華その1(笑)

アレ消滅の衝撃で地表に叩き付けられた旋風神。気付いた鷹介達は、青空を見て勝利を確信。ほら、七海マネージャも社長もいそいそと働き始めた。

しかしここで終わったら残り全部エピローグで悪の立場が全く無い。根性の『邪悪なる意志』はタウ様究極体を駆り出し、邪魔をした鷹介達にぶつける。
鷹介達は、タウ・ザントを倒したサンダールを思い出し、額が弱点であると看破。そこを狙おうとするんだが、そう簡単にいっては立場が無い『邪悪なる意志』、猛然と旋風神を追いつめる。

だが所詮やられ役。倒れた旋風神にトドメを刺しにいったところに鷹介がカラクリボールを発動、その射出をまともに食らって七転八倒。アホかねお前は(笑)
そして、ソードスラッシャーで顔面ぶっ刺し。あの、鷹介君?そこ、明らかに額じゃないぞ。尤も、貫通したらどっちにしてもただじゃ済まないから問題なさそうだけど(笑)
さて立場の無い『邪悪な意志』は、旋風神に抱きついて心中覚悟。やなこったと鷹介達は旋風神を放棄してトンズラ。そうか、その手があったぞ霞兄弟、シュリケンジャー(笑)。お前ら純粋過ぎやねん、鷹介達みたいに「たかが機械」と割り切ってしまえば良かったのに。バカばっか。

■復活の七本槍!

脱出を果たした鷹介達。今度こそ勝利を確信・・・と思ったら、悪あがきの『邪悪なる意志』がまたも立ちはだかる。
今度はなんと、『ジャカンジャ暗黒七本槍』の姿で登場だ!おおお、7人揃ってナナレンジャー!・・・みたいなポーズとるねん、いやマジに。それと気付かへん奴が多いだけで。

やー、姉様セクスィーポーズ♪やるやないけ(何を)

さて七本槍、いきなり必殺技をかますんだが・・・なんだよ「スクラム」ってチュウ様よー(笑)
ま、いいか。その必殺『暗黒ボンバー』(笑)だが、折角放ったのに鷹介達の直前で何者かに弾かれて七本槍直撃。あーあー、折角復活したのに・・・そのジャカンジャらしいマヌケっぷりが好きだ。

■復活の霞兄弟(笑)

で、そこに現われる二つの影。そうそう、おぼろさんとハム館長・・・じゃないのか。残念。
現われたのは何と霞兄弟!轟雷神の爆発の際、雷が彼等を守ったそうだ。ど、どう守るというのだ(笑)。
こういう場合はほっかむりをした緑の戦士が二人を助けるってのが相場で、「フッ、相変わらずだなユー達は」とか抜かして去るのが王道!ってもんでがしょ(影慶か)

嘘はさておき。
霞兄弟と合流して気力充実オーラパワー、激走アクセルチェ(嘘ばっか書くな)
ガキってのは、俺達の事か?
今までのアタシ達と思ったら、大間違いよ!
俺達は、伝説の後継者なんだぜ!
と、素体見栄きり5連発。ああ、無いなら無いなりに、膨らみが強調されてるのっていいよなー(どこ見とんねんボケカス)

■暗黒七本槍壊滅!しかし・・・

さて、BGSも盛り上がってまいりました、さあ、どんどん斬ってどんどんどんどんんんん!
という具合に暗黒七本槍が心地よいまでにめったくそにやられる。そんな中でもフラびぃはフラびぃなんだねぇ(笑)

そして、それぞれ1〜2人にトドメを刺す。鷹介は『疾風斬』でサンダール、七海は『激流斬』でフラびぃ、吼太は『大地斬り』で姉様、一甲が『雷撃斬』でサーガイン・サタラクラ、一鍬が『雷牙一撃』でマンマルバ・チュウズーボを撃破。ホントに再生怪人は弱いなあ。ああはははははは。

その爆炎が一つの姿を結実。それがまたタウ様究極体ミニモデル。しつこいなあ、もう。目ぇピカピカやってんじゃねーよ、お前は黄色いポケモンか。

■邪悪なる意志の最期

『邪悪なる意志』の大暴れっぷりは、そりゃもう強いには強いけど、シュリケンジャーを屠った、登場当初のサンダールほど強くない(笑)。だって鷹介が「強い!」とか抜かす余裕があるし。
まあ、これくらいやれば、そろそろ悪の面目も潰れずにすんだってところだろう。いや、どっちにしろ悪は壊滅する仕組みなんだがな(笑)

というところで、おぼろさんと館長の声が。死んだと思ってたから、意外な事態に驚く鷹介達。あ、無限斎モードに戻ってる(笑)

ナイスミドルはともかくとして、そうなればさっさと倒してしまうのが常道。
「俺達はくじけない!風の様に!
「それが未来、疾風の心!
過去からの絆、それが迅雷の心!
「二つの心、合わさる今こそ!
宇宙統一忍者流の名の元に!
五人影の舞』でタウ様究極体ヨロレリ。容赦なくビクトリーガジェットで一撃粉砕。締めの台詞は「セイ、バイバイ!
ずばーん♪
さらば『邪悪なる意志』。あれで「人に悪の心有る限り云々」みたいな陳腐な台詞いわなかった分だけサワヤカさんだ。最後に楽しめたしな。

■戦勝報告は夕焼け空に

当然(何が)

御前様とシュリケンジャーに、戦いに勝った事を伝える五人。メットを小脇に抱えたその姿が、何故か違和感無く思える。さすが夕焼け効果(なんの効果だ)

■二ヶ月後

戦いは終わったので、後はエピローグ。戦士達のその後を描いてこの作品も終わりというわけだ。

卒業式の準備を進める無限斎とおぼろさん、と黒子(笑)。ここで無限斎モードに戻れた秘密が語られるんだが、ナイス胡散臭さで良い。
しかし肝心の卒業生はみーんな姿を消したまま(笑)。おぼろさんの小気味いい台詞回しが心地良い。

当の本人達は、これでお別れとしんみりモード。最初と同じく柿回しぐいの三人。霞兄弟がそこに加わる。
俺達、離れ離れになっても、心は一つだぜ!
なんてお約束な台詞ですか(笑)

そこに登場した般若の面を被った男。彼の名はミスター・カ(削除)
じゃない、勿論無限斎。大事な日にまで遅刻する不届き者には卒業証書はやれぬ、実力で奪ってみせよと、体を張った卒業試験。あっついなあ、親方(誰)

■エピローグ

その無限斎をよってたかってフクロにする鷹介達(若干ウソ)を描きながら、スタッフロールとエピローグに突入。
それにしてもアレだな、他の4人はともかく、鷹介は容赦無いな(笑)

霞兄弟は相変わらず肉体労働の毎日らしい。おそらく剣道場の代稽古も続けるんだろうから、奥様方ウハウハ。
吼太はやはり介護士。愛用のくまさん人形で今日も幼女をたぶらかす(表現間違い)
七海はアイドルに転向。なんか・・・相棒がいて初めて成立するタイプの歌だと思ったが、ソロで歌ってるよ・・・というか、割とウケが良い様で何より。
鷹介は相変わらず何でも屋(だっけ?)。というか、新人より新人らしくて役立たず(笑)

ラストはそんな彼等が「ホームランそば・朱里軒」にやってきたところ。そこにはどこかで見たような連中が揃ってたりする(笑)。実は意外とあのそば屋が本当に・・・というのも割と嫌いでない。
ラストショットは、シノビスーツで駆ける5人の姿、そして幕。ああ、なんつーか、ほっとするエンディングを迎えたなあ。これこれ、こんなんでなきゃいけないよな。


■追記感想

戦隊に限った話じゃないけど、最後はホントにドタバタ急展開で折角の悪キャラ達の扱いがすげーぞんざいになるんだよね。今回のハリケンジャーも、「そういえばそうだったなあ」という認知レベルの『邪悪なる意志』が、好き放題にあの姿この姿で現われて、もーこうなったらやったもん勝ち?って感じ。
でもまあ、割とこのドタバタが心地よいってのはあるんだよね。

ゴウライジャーが実は生きてました、っていうのは、まあ・・・ねえ。OPで単独クレジットされてる連中だし、死なせたらやばいもんなあ。それならシュリケンジャーはどうなのか、っていうと・・・声だけだし正体不明だし、今から考えれば、最後の戦いで散るのは登場時点で決まってたんだなあ。
御前様なんかは、結構いいキャラ仕上がりそうな雰囲気だったから、ちょっと勿体無かったかも。でも、あれがないと鷹介達が最後の戦いに臨む意気込みってのにハクがつかねーもんなあ。惜しいデコちゃんだった。今度は別の方面で出会いたいところ(どんなだエロジジイ←墓穴)

七本槍勢揃いの図は単純に嬉しかったね。シチュエーションがあまり面白くなかったけど。
それにしてもアレだ。以前よりパワーアップしてる割には全く手も足も出なかったな。数の上では勝ってるのに(笑)。所詮、その程度の連中だったというのか?他はともかく、サンダールは一人で6人を圧倒してた頃もあるって言うのに・・・。
まあ、最後のサービスという事で、ね。
サービスといえば、タウ様究極体はやたらしぶとくでてきたなあ。結局、一番不遇だったのはタウ様だった、というオチで、なんとも哀れになるなあ。

作品としてはまず及第点。というか、煩悩として色々楽しませてもらったので十分満足。でもまあ、あの程度の煩悩だったらどの戦隊でも・・・(オーロラプラズマん返し炸裂)

・・・どこの馬鹿だ、ヤローばっかで戦隊組ませたのは。

まあ、昔から程度の違いはあっても、女戦士や女幹部は煩悩の対象になるわけで。最近では男戦士がある種族の煩悩の対象になって毒牙に曝されているわけだが・・・まあ、女性誌では昔からやってたことだし(笑)

さて。
こうして鷹介達は新たな戦いに身を投じたわけだが・・・考えてみれば、忍風館の卒業生って、何の仕事してんだろう?諜報活動とかそんなアレか?
ともあれ、毎度の事だけど、こうして一年を戦い抜いた戦士達は、特番とかでない限り、地球の平和の為に戦わなくなるんだよな(笑)。まあ、仕方が無いけどな。
そして、宇宙忍群ジャカンジャとの戦いを最後に、彼等の追跡は終わる。気が向いたら『ガオVSハリケン』見てみようかな。