2006年 最後のバラ
11月2日
紅葉が里へ下りてきました。朝の最低気温はマイナス0.1度。初氷観測。そろそろ今年のバラシーズンも終わりです。日中気温が上がると、まだまだ余力で花は咲き続けますが、固い蕾はもう開ききれずに終わってしまいます。最後のひと花まで、ゆったりと咲かせてあげたいのですが、例年11月の下旬には初雪がやってきます。
のんびりしているとあっという間に厳しい寒さが来るのでその前に仮剪定やつるバラの誘引作業を終えなければなりません。雪や冷たい風で枝が折れたり、ダメージを受けるからです。
今年最後の花を咲かせているバラたちをご紹介します。名残を惜しみながら・・・
11月2日 テスオブザダーヴァービルズ
11月2日 ピーチブラッサム
11月2日 パットオースチン
11月2日 ウィリアムシェイクスピア2000
11月2日 ウィズリー
11月2日 グラハムトーマス
11月2日 ヌルマハル
11月2日 アリスターステラグレイ
10月30日 アブラハムダービー
11月2日 クロッカスローズ
今年最後の一輪です。なぜなら植え替えのため。この秋、物置の場所を移動してもらうことにしました。そのため日当たりの悪くなりそうなこの花は、病気にもなりやすいので、目の届きやすい場所に植え替えることにしたのです。
朝7時半
→
午前11時半 切って来て活けました
←
そして
午後1時半、植え替え完了。アブラハムダービーのすぐ前。アプローチ脇にお引越しです。ちゃんと根付くでしょうか。
根を切断していますので、春になったらもう少し短く刈り込みます。でも冬の間はこのままで。冬場に枝先が枯れこむことがあるので、それを見越して長めにしておきます。でもあまり長いと雪の重みで折れてしまい、最悪の事態になるのです。
そしてもう一本移植しなければならないものが・・・
つるバラのソンブレイユです。
やはり物置移設予定の場所にかかってしまうため、パーゴラの反対側つまりクロッカスローズのあった場所に植え替えます。パーゴラ全体を40センチほど南へずらすため、クロッカスローズの穴はそのまま使いません。さらに南側に穴を掘りました。
11月3日、朝早くから作業に取り掛かりました。十分な穴を掘り、水を流して水はけの確認。もともと造成地なので石がごろごろ出てきます。いったんクロッカスローズが植えられていた場所との間に仕切り板を入れ、植え穴の準備は完了。今度は掘り起こし作業です。
前日植え替えたクロッカスローズとは比較にならないほどの大仕事。まず葉っぱを落とし、不要な枝を剪定、そして天高く散乱していた枝をまとめます。次に、掘り起こし作業で自分が傷だらけにならないためにぐるっとシートでガード。パーゴラにつなぎとめていた紐を切って、支えがない状態にすると、いよいよ掘り起こし。
根が張ってます!さすがにつるバラの根はすごい。
まだ二年目でこれですから、数年たったつるバラを移植するのが大変だという意味がわかります。あらゆる方向から少しずつスコップを入れ、当然根は切断されますがなるべく全ての方向の根が同じくらいのバランスになるよう切断します。
掘り起こしたバラをトレーに載せ、なるべく土を落とさないようにしてパーゴラの反対側に移動。先ほど掘った穴に植えました。最初ゆらゆらしていましたが、何度か踏み固めているうちに自立しました。念のため仮の支柱で支えておき、いよいよパーゴラの移動です。もともと土深く埋めているわけではなく、四隅を棒状のアンカーで止め、上に土をかぶせてさらに敷石を載せていただけなのでこれはさほど大変な作業ではありませんでした。
11月3日
問題はこの後です。根が相当ダメージを受けているので枝も相当短く切り詰める必要があります。でもこれはつるバラ。切ってしまうとその枝には来年花は咲きません。
植え替え前すでに、今年花をつけた枝は長いものも全て切りました。今残っているのは全て今年出てきたシュートなのですが、4本くらいあります。やはり2本くらいにしないとだめかなあ〜と思案中なのです。
11月10日 物置移設
前の空き地に今年家が建って景観がすっかり変わりました。前は山が見えたのですけど。
もともとバラは庭の真ん中より家寄りに植えていたので、生育期の日当たりにはほとんど関係しませんが、秋が深まると大きな日陰が出来ます。その大きな日陰の部分に、物置を移動しました。
その代わり今まで物置のあった東側がぽっかりと空きました。だいたい5m四方あります。ここをどうするか、これからのんびり考えていきます。
2007年2月1日
記録的な暖冬です。12月と1月の真冬日はなんと0日。観測史上初めてだそうです。
街の中はほとんど雪がありません。が、車で15分ほど山を登ると(ここはうちの墓苑があるところなのです)そこはモノクロームの世界。
でもここさえも、例年とはまったく違います。2月1日にお墓参りが出来るなんて、考えられないからです。
本当ならお墓もすっかり雪の中なのに、通路がうっすらかぶっている程度。