Desprez a Fleur Jaunes

デプレ・ア・フルール・ジョーヌ(N)

 だ〜いすきな花です!イングリッシュローズは気温が高くなると退色しますが、オールドローズは逆に色が濃くなったりするので本当に神秘的です。
 一般にノワゼットは寒さに弱いといわれています。多分この土地は北限ではないかと。(マダム・アルフレッド・キャリエールやアリスター・ステラ・グレイなどは例外のようですが。)
 でもどうしてもこのバラが欲しくて欲しくて・・・やっと植えたものの最初の年はほとんど成長しませんでした。もうだめかも・・・と思っていましたが、次の年から少しずつ枝を伸ばし始め、つる性になるのには4年くらいかかりました。今年の冬の寒さで枝枯れもしましたが、ある程度大きくなっていたのが幸いして冬越しできました。
 この花の魅力は季節や気温によって花の姿が全く変わるところです。香りもすごく良くて、一輪テーブルの上に活けているだけで甘い香りが漂ってきます。
 棘が痛くて誘引も大変。本当に苦労の多いバラですが、すごく愛おしいバラです。

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2006年 6月16日 もう開花!
うれしい〜  シルキーな花びら!
 

この花は遅咲き種なので当地の場合ピークは7月です。実際、今小さな蕾がたくさん着き始めているところです。ところがその中に数個(7個ぐらいでしょうか)早く出来た蕾があって、数日前から色づいていたのです。本当にうれしい開花。なぜならいつも他のバラのピークを過ぎてから咲き出すので、バラを見に訪れた方たちにあまり見てもらえないのです。今年はこの花の良さをわかってもらえそう!

この花を見ているとここがフランスの田舎の庭のような、そんな錯覚に陥ります。

雨のデプレ ほんのりピンク色に染まって

ただただうっとり・・・

いつもうつむいて咲きます。

この花色・質感は一言では説明できない・・・

咲き始めは清楚で可憐。この段階でもう、傍に寄るとぷんぷん匂います

家のバラの中で最もカメラを向けたくなる子です。ついついこればかり撮ってしまう・・・見ていて飽きない表情だから。ずっと傍に立ち止まっていたくなります。

湿度が高い朝は特に匂います

8月10日真夏の花
 暑い時はちょっと小ぶりになります。色はピンクが濃くなって花弁もやや少なくなってきます。

8月28日

 秋です。ここへ来てつるバラの本領発揮というところでしょうか。本当にあの最初の年の不調というか瀕死の状態は何だったの?というくらい、大きくなってきました。シュートもバンバン出ますし、それよりも脇枝が太く長く伸びだし、オベリスクの周りにびんびん飛び出してきました。あまり長いものは柔らかい枝でもやむを得ず誘引しています。こういう花はあまり強い誘引はしない方が風情があるのですけど・・・

9月9日 窓辺に一輪活けてるだけでも家の中に匂いが漂います。庭でも傍を通っただけでかなり匂います。自分からこれだけ匂いを放つのは、この花とピーチブラッサムくらい。

10月15日

一斉咲きはしませんが少しずつぽつぽつと本当に長く絶え間なく咲きます。8月の数週間のみかなり花数が減りましたが、6月に咲きはじめてからほぼ連続して花をつけています。枝も随分伸びてきたので今年の冬は思い切って間引いてやらないと来年は大変なことになりそう。

2007年です!

今年は今までになくたくさんの蕾がつき6月7日早々と開花しました。

2007年の様子もアップしました。このページの後ろの方をご覧下さい。

いつも一回目の花は花弁がぎっしりなのですが、今年はちょっと詰まり過ぎくらい。もうちょっとふわっとしててもいいのに・・・。

6月13日 5:42AM

この素晴らしい花付きに感動を覚えます。この日のために長年育ててきたのだなあ・・・と。この花の発する芳しい香りが朝の空気と溶け合って、そばを通るたびによりいっそう深呼吸してしまう私です。

色々な表情を見せてくれるところがオールドローズの魅力!

7月7日。早くも二番花です。
最初の花が咲き終わるのを待たずにするする枝が伸びてきて次の花を咲かせます。
いつものことながら最初の花との違いがはっきりしていて「夏の花」という主張をきちんとするのです。
大きな違いは色(夏の花はピンクが強くなります)花弁の数(花弁が少なくなります)などです。

8月1日 新しい枝もどんどん伸びています。するするっと伸びていつの間にか花を咲かせてる、そんな奥ゆかしいノワゼットです。

9月16日
秋の花も充実して咲くようになったなあ、と思っていたら雨にたたられてかわいそうです。6月の花とまったく風情の違うこの時期の花。こっちの方がデプレらしいかも。

9月22日 この時期は枝が伸びすぎるのでさっさと切って室内に活けることも・・・。