痛 み |
1
赤く暮れる校舎の裏で わかりあえないもどかしさに殴り合い
切れた唇 血の味と痛み ワルぶる事が勇気だと信じてた
込み上げてくる熱い何かを
押さえるすべも知らなかったのは・・・・・・・・・ティーンエイジ(少年時代)
コンクリートの教室は暗く冷たく感じ 背を向けてたけど
少年を卒業する日
振り向いて見た景色をそっと そっと胸に刻んだ
いつか大人の表情に慣れて 瞳の色はこんなにも変わったよ
僕の中で大事なものが さびた線路になろうとする事に気づく
気づく・・・・・・ 気づく・・・・・・ |
2
誰もの背中くたびれた気配 同じようなコートを着た人の群れ
鳥も飛ばない切りぬかれた空 西陽のビルのため息で枯葉がまう
見かけの自由で飾りたてられ
目に映るのはついに乾き果てた・・・・・・・・・都市風景(タウンスケイプ)
Ah・・・・・・人混みでふいに肩を押され 交差点の途中で立ち止まる
渡りきる前に何かやり残してる気がして 僕は僕はたまらなくなる |
ラッシュのホームで首をすくめて 血の気のない風景に埋もれてないか?
あみ棚の上置いていかれた 雑誌みたいな気分にひたりきってないか?
いつわりの歌うたってないか?
にせものの夢買わされ続けてないか?
傷つく事におびえてないか?
ひたむきでいたい自分をだましてないか?
いたずらに時を憎んでないか?
招かれるままに明日へ流されてないか?
汗も流さず甘えてないか?
なまぬるい部屋飼いならされちゃいないか?
見ないふりして逃げていないか?
物わかりのいいふりをしてあきらめてないか?
注 赤文字は臥龍の好きなフレーズです
注 青文字は臥龍が勝手に当てたものです |