読んで感動せよ!

装甲騎兵
ボトムズ

予告編ナレーション集



ナレーションのセリフは、そのタイトルのものを表示しています。
つまり予告編としては一話前の最後に放送された事になります。
尚、第一話の予告編は前作『太陽の牙ダグラム』の最終話に放送。
:運命と書いて「さだめ」と読むのがボトムズ野郎のお約束♪(笑)


※〜編をクリックすると飛びます。
ウ ド編 TVスポット クメン編 宇宙・サンサ編 クエント編


ウド編
話数/タイトル セリフ


第1話

終 戦
アストラギウス銀河を真っ二つに分けた、
バララントとギルガメスの二つ星系が、砲火を交えて100年。
両陣営の疲弊は極みに達し、ようやく終戦の燭光が見え始めた大戦の末期。
辺境の小惑星リドの漆黒の闇の中で、物語は始まった。

 『装甲騎兵ボトムズ』

お楽しみに。


第2話

ウ ド
ロッチナの手を逃れたキリコを待っていたのは、また地獄だった。
破壊の後に住みついた欲望と暴力。百年戦争が生み出したソドムの街。
悪徳と野心、退廃と混沌とを、コンクリートミキサーにかけてぶちまけた、
ここは惑星メルキアのゴモラ。

 次回 『ウ ド』

来週も、キリコと地獄に付き合ってもらう。


第3話

出逢い
食うものと食われるもの、そのおこぼれを狙うもの。
牙を持たぬ者は、生きてゆかれぬ暴力の街。あらゆる悪徳が武装する、ウドの街。
ここは、百年戦争が産み落とした惑星メルキアのソドムの市。
キリコの身体に染み付いた硝煙の匂いに惹かれて、危険な奴らが集まってくる。

 次回 『出逢い』

キリコが飲む、ウドのコーヒーは苦い。


第4話

バトリング
かつて、あの重々しき歌に送られた戦士たち。
故国を守る誇りを厚い装甲に包んだ、アーマード・トルーパーの、ここは墓場。
無数のカリギュラたちの、ぎらつく野望に晒されて
コロッセオに引き出される、ウドの街の拳闘士。
魂なきボトムズたちが、ただ己の生存をかけて激突する。

 次回 『バトリング』

回るターレットから、キリコに熱い視線が突き刺さる。


第5話

最も危険な罠。それは、不発弾。
企まずして仕掛けられた、地中の闇に眠る殺し屋。
それは突然に目を醒まし、偽りの平穏を打ち破る。
ウドは、巨大な罠の街。そこかしこで、信管を銜えた不発弾が目を醒ます。

 次回 『 罠 』

キリコも、巨大な不発弾。自爆、誘爆、御用心。


第6話

素 体
人の運命を司るのは、神か、偶然か。
それは時の回廊を巡る永遠の謎かけ。
だが、キリコの運命を変えたのは、素体と呼ばれたあの物体。
小惑星リドの闇の中で走りぬけた戦慄が、今、ウドの街に蘇る。

 次回 『素 体』

ヂヂリウムのシャワーの中から、美女が微笑む。


第7話

襲 撃
ウドという汚れの海に見え隠れする、素体という氷塊。
どうやら、水面下の根は深く重い。
人の運命(さだめ)は神が遊ぶ双六だとしても、上がりまでは一天地六の賽の目次第。
鬼と出るか蛇と出るか、謎に挑む敵中横断。

 次回 『襲 撃』

キリコ、敢えて火中の栗を拾うか?


第8話

取 引
ファウストは、メフィストフェレスに心を売って明日を得た。
マクベスは、三人の魔女の予言に乗って地獄に落ちた。
キリコは、素体に己の運命(さだめ)を占う。
ここ、ウドの街で明日を買うのに必要なのは、ヂヂリウムと少々の危険。

 次回 『取 引』

ウドの商売には、死の匂い。


第9話

救 出
昨日の夜、全てを失くして酸の雨に濡れていた。
今日の昼、命を的に夢買う銭を追っていた。
明日の朝、ちゃちな信義とちっぽけな良心が、瓦礫の街に金をまく。
ウドは、百年戦争が作ったパンドラの箱。質を問わなきゃ何でもある。

 次回 『救 出』

明後日・・・そんな先の事は判らない。


第10話

レッド・
ショルダー
 
敵の血潮で濡れた肩。地獄の部隊と人の言う。
ウドの街に、百年戦争の亡霊が蘇る。
パルミスの高原、ミヨイテの宇宙に、無敵と謳われたメルキア装甲特殊部隊。
情け無用、命無用の鉄騎兵。この命、金30億ギルダンなり。
最も高価なワンマン・アーミー。

 次回 『レッド・ショルダー』

キリコ、危険に向かうが本能か。


第11話

逆 襲
鉄の騎兵が走る、跳ぶ、吠える。
機銃が唸り、ミサイルが弾ける。鉄の腕が、秘密の扉をこじ開ける。
炎の向こうに待ち受ける、揺らめく影は何だ。
今、解き明かされる、小惑星リドの謀略。
今、その正体を見せる、素体の謎。

 次回 『逆 襲』

キリコ、牙城を撃て!


第12話

百年戦争とリド、素体、キリコ、ウド、パーフェクト・ソルジャー。
もつれた糸を縫って、神の手になる運命のシャトルが飛び交う。
アストラギウス銀河に織り成される、神の企んだ紋様は何。
巨大なタペスタリーに描かれる壮大なドラマ。
その時キリコは叫んだ。「フィアナ!」、と。

 次回 『 絆 』

いよいよ、キャスティング完了!


第13話

脱 出
降り注ぐ火球。舞い降りる鉄騎兵。欲望と秘密と暴力の街、ウドが燃える。
圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躙し尽くす。
ささやかな望み、芽生えた愛、絆、けなげな野心。
老いも若きも、男も女も、昨日も明日も呑み込んで走る、炎、炎。
音を立てて、ウドが沈む。

 次回 『脱 出』

不死鳥は、炎を浴びて蘇る。


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TVスポット
「蒸せかえる湿気、熱病、毒虫。闇からの銃弾。緑に覆われていても、ここは地獄だ・・・」

内乱のクメンに、際どく涼しい風が吹く。
キリコ・キュービィ
走り抜けた後に、男の神話が蘇る。
『装甲騎兵ボトムズ』好評放送中!






クメン編
話数/タイトル セリフ

第14話

アッセンブル
EX-10
何もかもが、炎の中に沈んだ。
微笑みかけた友情も、芽生えかけた愛も、秘密も。
そして、あらゆる悪徳も同じだ。全てが振り出しに戻った。
兵士は、死んだ魂を疲れた身体に包んで、泥濘と硝煙の地に向かった。

 次回 『アッセンブルEX-10』

傭兵は、誰も愛を見ない。


第15話

疑 惑
遥かな宇宙の闇を走り、破壊の街に曲折し、動乱の泥濘にまみれても、
尚、きらりと光る一筋の糸。だが、この糸は何のために。
たぐりたぐられ、相寄る運命(さだめ)。だが、この運命は何のために。
炎熱のクメンに第二幕が開く。

 次回 『疑 惑』

まだ、黒子は姿を見せない。


第16話

掃 討
回る弾倉、起きる撃鉄。こわばった指がトリッガーを引く。
撃針が空の薬室を撃ち、空しい音を立てた時、
皮肉にも生の充足が魂を震わせ肉体に溢れる。
ロシアンルーレット。
この危険な遊戯が、これこそがこの世に似合うのか。

 次回 『掃 討』

弾倉が回れば、リスクが上がる。


第17話

再 会
愛を見たのが幻想なのか、心の渇きが幻想を生むのか。
戦いの果てに理想を見るのが幻想に過ぎないことは、兵士の誰もが知っている。
だが、あの瞳の光が、唇の震えが幻だとしたら。
そんなはずはない。ならば、この世の全ては幻想にすぎぬ。
では、目の前にいるのは誰だ。

 次回 『再 会』

劇的なるものが、牙を剥く。


第18話

急 変
変わる、変わる、変わる。
この世の舞台を回す巨獣が、奈落の底でまた動き始めた。
天地が軋み、人々は呻く。舞台が回れば、吹く風も変わる。
昨日も、今日も、明日も硝煙に閉ざされて見えない。
だからこそ、切れぬ絆を求めて。褪せぬ愛を信じて。

 次回 『急 変』

変わらぬ愛などあるのか。


第19話

思 惑
再戦のための停戦。破壊のための建設。
歴史の果てから、連綿と続くこの愚かな行為。
ある者は悩み、ある者は傷つき、ある者は自らに絶望する。
だが、営みは絶える事なく続き、また誰かが呟く。
「たまには、火薬の匂いを嗅ぐのも悪くない・・・」

 次回 『思 惑』

神も、ピリオドを打たない。


第20話

フィアナ
運命、絆、縁。
人間的な、あまりに人間的な、そんな響きはそぐわない。
火薬の匂いに導かれ、地獄の炎に照らされて、
アストラギウス銀河の星屑の一つで出会った、60億年目のアダムとイヴ。
これは単なる偶然か。

 次回 『フィアナ』

衝撃のあの日からをトレスする。


第21話

遡 行
人は、戦場に何を求める。
ある者は、ただその日の糧のため、引き金を引く。
ある者は、理想のために己の手を血潮に染める。
またある者は、実りなき野心のために、硝煙と死臭にまみれる。
雨は汚れた大地をみそぎ、流れとなり、川となって常に大海を目指す。

 次回 『遡 行』

人は流れに逆らい、そして力尽きて流される。


第22話

触 発
大いなる偶然が全ての始まり。
芽生えた意識は行動を、行動は情熱を生み、情熱は理想を求める。
理想はやがて、愛に行きつく。
愛は全てに呵責なく干渉し、創造の嵐を育む。
そして、放たれた雷は誰を打つ?

 次回 『触 発』

必然たり得ない偶然はない。


第23話

錯 綜
炎熱のジャングルが狂気をはらむ。それぞれの望み、それぞれの運命。
責めぎあう欲望と、絡み合う縁。
弾幕をくぐり抜けたとき、突然現れた一刻の安らぎ。
沈みゆく夕日に、二つの影が重なる。
だが、思いは切なくすれ違う。

 次回 『錯 綜』

夜の闇が茶番を隠す。


第24話

横 断
嵐が吹かねば太陽が輝かぬとするなら、
大地を走る無謀なる風となろう。
戦いの果てにしか安らぎは来ないものなら、
己の血の滾りに身を任せよう。
それぞれの運命(さだめ)を担い、男たちが昂然と顔を上げる。

 次回 『横 断』

放たれた矢は、標的を射るか、地に落ちるか。


第25話

潜 入
崩れ去る信義、裏切られる愛、断ち切られる絆。
その時、呻きを伴って流される血。
人は、何故。
理想も愛も牙を飲み、涙を隠している。
血塗られた過去を、見通せぬ明日を、切り開くのは力のみか。

 次回 『潜 入』

キリコは、心臓に向かう折れた針。


第26話

肉 薄
時代はたわみにたわみ、そして、放たれた。
怒涛とは正にこれ。疾風とは正にこれ。
奥クメンを荒れ狂う、狂気と殺戮。
因習も伝統も火に焼かれ、波に呑まれ、過去へと流されゆく土砂流。
悲劇は堆積され、歴史となり、神話となる。

 次回 『肉 薄』

キリコは、歴史の裂け目に打ち込まれた楔。


第27話

暗 転
クメンでの旅が終わる。降り返れば遠ざかる緑の地獄。友よさらば。
薄れゆく意識の底に、仁王立つ数々の修羅像。耳に残る叫喚、目に焼きつく炎。
次の旅が始まる。
旅と呼ぶにはあまりに厳しく、あまりに悲しい、過去に向かってのオデッセイ。

 次回 『暗 転』

キリコは、次の巡礼地に向かう。



第28話

運 命
全ては、リドの闇から始まった。
人は生まれ、人は死ぬ。
天に軌道があれば、人には運命(さだめ)がある。
炎に追われ、閃光に導かれ、辿り行く果てはいずこ。
だがこの命、求めるべきは何。目指すべきは何。討つべきは何。
そして、我は・・・何。

 次回 『運 命(さだめ)

目も眩む破壊の中を、キリコが走る。


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宇宙・サンサ編
話数/タイトル セリフ


第29話

二 人
宇宙の闇を、ただ行く。
巨大な鉄の箱が乗せているのは、夢か地獄か。
男の愛が、女の希望が、巨大な鉄の箱の中で育まれる。
二人は委ねた。姿、現さぬ支配者に。
やがて破られるであろう、暫しの安息を。

 次回 『二 人』

スペースオデッセイの幕が開く。


第30話

幻 影
過去からの銃弾が、魂を射抜く。
傷ついた魂は、敵を求めて暗闇をさまよう。
レッドショルダーの光、レッドショルダーの影、レッドショルダーの痛み。
砕けたはずの過去、死んだはずの過去が、キリコの新たな謎を発掘する。

 次回 『幻 影』

病んだ魂は、戦いに安息を求める。


第31話

不可侵宙域
この果てしなく広がる闇は、輝く星のためにあるとしたら。
今日という日が、明日のためにあるとしたら。
天国は、この地獄の隣にあるはずだ。ここはもう充分に見た・・・充分に。
たとえそこが、禁断の地であろうとも。

 次回 『不可侵宙域』

だが、今日という日が、昨日のためにあるのだとしたら。


第32話

イプシロン
何故にと問う。故にと答える。
だが、人が言葉を得てより以来、問いに見合う答えなど無いのだ。
問いが剣か、答えが盾か。果てしない打ち合いに散る火花。
その瞬間に刻まれる影にこそ、真実が潜む。

 次回 『イプシロン』

飢えたる者は常に問い、答えの中にはいつも罠。


第33話

対 決
愛の究極に、憎しみの究極に、共に潜むのは殺意。
完全なる殺意は、もはや感情ではなく、冷徹なる意思。
人は、神に似せて創られたという。
それでは、神の意志に潜むものは、愛か、憎悪か。

 次回 『対 決』

キリコは、神を挑発する。


第34話

惑星サンサ
赤い空、赤い土。
かつて流された夥しい血がこびりついた、不吉な星。
ここは、メルキア装甲騎兵団特殊任務班X-1。
レッドショルダーの鋭い爪痕が刻まれている。

 次回 『惑星サンサ』

かつてこの星には、赤い肩をした鉄の悪魔が蠢いていた。


第35話

死 線
たとえそれが夢の中の出来事であろうと、思い出すのも悍ましい事がある。
ましてや、この身、この体に染み付いた火薬の匂いが、
逃れられぬ過去を引き寄せる。
目に焼きつく炎。耳にこびりつく叫喚。赤い星、惑星サンサが呻く。

 次回 『死 線』

復讐するは我にあり。


第36話

恩 讐
家族、望み、笑い、涙。かつてこの星に息づき、溢れていたもの。
それらは、ある日焼かれてひと握りの砂となった。
砂は撒かれて地表を覆い、砂漠となった。
いま、嵐が砂を巻き上げる。怒りと悲しみの星の素顔が、荒れた空気にさらされる。

 次回 『恩 讐』

吹きつける砂粒が、心に刺さる。


第37話

求めても、求め得ぬもの。
望んでも、望み得ぬもの。
狂おしいまでの渇きが、叶わぬ思いが、殺意と闘志を生む。
心に地獄を持つ者同士の不可思議なる合意が、壮烈なる対決を生む。

 次回 『 虜 』

流される己の血潮で、渇きを癒す。


第38話

暗 闇
何故、どうして戦う。何故、銃を向け合う。
共に落ちた地の底で、互いの心の中を覗く。
そこには、荒涼たる砂漠の中、暗夜に銃を求めて立ち尽くす、
孤独な己の姿があった。

 次回 『暗 闇』

死が互いを分かつまで。

第39話

パーフェクト
・ソルジャー
己の放った銃弾が、鏡の中の己を撃ち砕く。
飛び散る破片とともに、見えなくなる自分。
遥かな宇宙の彼方、
もう一人の自分を映し出す鏡を求めて、クエントへ。

 次回 『パーフェク・トソルジャー』

この身の中に潜むものは、何だ。


第40話

仲 間
初めから感じていた、心の何処かで。
強い憎しみの裏にある渇きを。激しい闘志の底に潜む悲しみを。
似た者同士。
自分が自分であるために、捨ててきたものの数を数える。
声にならない声が聞こえてくる。

 次回 『仲 間』

一足先に自由になった兵士のために。


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クエント編
話数/タイトル セリフ


第41話

クエント
地表を覆う砂の一粒一粒に、無限の謎を秘めた星。ここに全てがある。
PSが、百年戦争が、ギルガメスが、バララントが。
全てのものがここに収斂される。
照りつける太陽、吹き渡る風。静寂の中に歴史が眠る。

 次回 『クエント』

キリコは自分の過去に出会えるか。


第42話

砂 漠
文明を見捨てたのか、文明に見捨てられたのか。
延々、悠久の時の流れを遡り、谷の底に行きついた、謎の民クエント人。
彼らが目指したものは何か。彼らが恐れたものは何か。
アストラギウス銀河の秘密が、この星に眠る。

 次回 『砂 漠』

3000年ぶりに、稲妻が走る。


第43話

遺 産
クエントとは、谷の底のこと。
数千年を経て、地の底に姿を隠した超文明を追って、キリコが走る。
クエントの神の子とは。神の子の野望とは。
全てを包んで煙る谷間に、己のルーツを求めてキリコがさまよう。

 次回 『遺 産』

キリコは追い、そして追われる。


第44話

禁 断
時空が捻れ、地層が断裂する。惑星クエントのはらわたが抉られる。
垣間見えた、古代超文明の輝きが野望をそそる。
アストラギウス銀河の暗闇に、巨大な鼓動が響き始めた。
禁じられた扉を開くのは、誰だ。

 次回 『禁 断』

神の目覚めが始まる。


第45話

遭 遇
クエントへ。
あらゆる権力が、あらゆる野心が、大いなる謎を秘めた辺境の惑星へと向かう。
クエントの地底に住まうは、神か、悪魔か。
謎は歴史を遡り、閃光は欲望を映し出す。

 次回 『遭 遇』

戦慄が、核心へと誘う。


第46話

予 感
クエントが発する暗く巨大な引力が、アストラギウス銀河のきな臭い火種を吸寄せる。
錯綜する権謀と術策。
目に見えぬ無数の導火線に火が走る。
忌まわしくも懐かしい、あの匂い、あの音が蘇る。

 次回 『予 感』

クエントの大地が震える。


第47話

異 変
膨大な、あまりにも膨大なるエネルギーの放出。
巨艦を突き抜ける火玉。塵も残さず消え去る艦隊。
3000年の歴史の彼方から、古代のエネルギーが爆発する。
戦闘か、欲望か、キリコか。未知なる意志を触発したのは何か。

 次回 『異 変』

クエントの空が燃える。


第48話

後継者
暗黒の宇宙から届いた、支配者からの招待。
謎の香りに包まれた、絶対権力の甘い味。
そこには、欲望を満たす全てがある。
神の誘惑に、あらゆる野心が魅せられる。

 次回 『後継者』

神の意を受けるのは誰か。


第49話

異能者
人の世の喜びも悲しみも、一瞬の星の瞬き。
万物流転。
全てが宇宙に仕組まれた、巨大なイルミネーションだとしたら。
底知れぬ闇の中にしつらえられた、ただ一つの椅子に座り、
いつ果てるとも知れぬ無数の光の象徴を見つづける者。それは誰か。

 次回 『異能者』

それが、我が運命(さだめ)なら。


第50話

乱 雲
宇宙でたった一人その資格を持つ男が、座標を定めて走り始めた。
生まれながらのPS、異能者、神の子。
バララント、ギルガメス ──── アストラギウスの絶対支配。
壮烈な決意が、自らを加速させる。全てをこの手に。

 次回 『乱 雲』

もう止められる者はいない。


第51話

修 羅
死にかけた神が呼んでいる。全宇宙を敵にしても、我がもとに来るべし。
我は与えん、無限なる力を。我は伝えん、3000年の愉悦を。
神なる者の壮大なる誘惑。人たる者の壮絶なる決意。
今、クエントに最後の戦いが始まる。

 次回 『修 羅』

全てを得るか、地獄に落ちるか。


第52話

流 星
一人の男と、一人の女が、銀河の闇を星となって流れた。
一瞬のその光の中に、人々が見たものは ──── 愛、戦い、運命(さだめ)
今、全てが終わり、駆け抜ける悲しみ。
今、全ての始まり、煌きの中に望みが生まれる。

 最終回 『流 星』

遥かな時に、全てをかけて。


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