1
琥珀の月が浮かぶ
水面を駆け抜ける風
紅椿を落とし行きました
波紋は広がりつつ
消えてゆくその姿は
まるで叶わぬ恋のようです
出逢いと別れをこの人生で繰り返し
愛に生きて 愛に恨み溺れゆく
誰かに愚かだと笑われたとしても
愛に生きて 愛に死ねたなら
浮世はまるで鏡花水月
触れようとするたび
泡沫の夢を見るのでしょう
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2
琥珀の月を掠め
水面をそっと舐めるように
落椿は流れ行きました 逆らう術も知らず 身を任すその姿は
まるで宿命の愛のようです
出逢いと別れをこの人生で繰り返し
愛に生きて 愛に死ねたなら
涙が滲む鏡花水月 人は知らぬ間に
現と夢幻を知るのでしょう
出逢いと別れをこの人生で繰り返し
愛に生きて 愛に恨み溺れゆく 誰かに愚かだと笑われたとしても
愛に生きて 愛に死ねたなら
浮世はまるで鏡花水月 埋めようとするたび
泡沫の夢を見るのでしょう
泡沫の夢を見るのでしょう |