*** 県外人のための”なんちゃって”秋田弁講座 ***


(1)発音 
 秋田の冬は寒く、そして大雪が降ります。
 大きく口を開けて話をすると、口の中に雪が積もってしまいます(?)
 このため、秋田弁の発音は、あまり口を開けない鼻濁音が基本となっています。
 特に、「す」と「し」の発音がほとんど等しいのです。
 ”寿司”、(煙突の)”煤”、”獅子”は同じ発音となります。


(2)単語
 単語についても、秋田の気象特性からか、鼻濁音に訛った単語が多いようです。 
 また、同時に開口時間を短くして口内積雪を防ぐため短縮した単語が多いのも特徴です。
 代表的な秋田弁の単語を列挙してみましょう。


        標準語          秋田弁
おはようございます ども
こんにちは ども〜(笑)
こんばんは ど〜も (くどい!)
お父さん おどちゃ、おど、とー
お母さん おがっちゃ、おが、かー
お爺さん じっちゃ、じー
お婆さん ばっちゃ、ばー
お兄さん あんちゃ
お姉さん あねちゃ
子供 わらし
子供たち わしゃんど
ごはん まま
どちらへ(行かれるんですか?) どさ?
家にいくんですよ えさ
帰る きゃる
お風呂
食べる
食べて下さい
痒い
け(笑)
まなぐ
なずぎ・げほ
絶壁頭 後ろげほ(県北)・後ろがっけ(県南)
へじゃかぶ
**して下さい **してけれ・**してけろ
**を **どご
その**を頂戴 **どごけれ・**どごけろ
トンボ だんぶり・だんぶ
カエル びっきこ
そうです んだ
そうですね んだすな
**であろう **だべ
そうでしょうね んだべな


(3)語尾変化
 秋田弁では、単語の語尾に独特の変化がみられます。
 最も一般的なのは、「***っこ」といった具合に、単語の後に「っこ」がくっつくものです。 
 ほ〜ら。どんな単語でも後ろに「っこ」が付くと、何となくカワイイ感じがするでしょう。
 秋田県人は長く辛い冬を、この「カワイイ単語」で堪え忍ぶのです(笑)
 これは、ほとんど全ての単語において適用されます。


(4)応用 
 ここまでの内容を使って、会話に応用してみましょう。 

  ・レッスン1
   (標準語)「どちらに行くんですか?」「家に帰るんです」
   (秋田弁)「どさ?」「えさ」

  ・レッスン2
   (標準語)「どこが痒いんですか?」「目が痒いんです」
   (秋田弁)「どごけ?」「まなぐ、け」

  ・レッスン3 
   (標準語)「お婆さん、お母さん、ご飯食べて下さい!」
   (秋田弁)「ば〜、か〜、け〜!」

    <注:レッスン3を秋田県以外で使うと、ケンカになります。ご注意下さい(笑)>



 ここでの学習内容を生かし、ZZB(修理屋掲示板)にトライしましょう!



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