新・仮面ライダー考証学 28

立花藤兵衛が経営するスナックであり、尚且つ緑川ルリ子と野原ひろみの
アルバイト先として設定されているスナックAmigoの店内と、その隣室であ
る藤兵衛の部屋のセットは生田スタジオ第1ステージに設置されて『仮面ラ
イダー』の第1話から第13話まで使用された。

   画像1

一方、Amigoの外観(画像1)については当時、川崎インターの近くにあっ
て実際にAmigoという店名で営業をしていた喫茶店の入口付近が使用さ
れている。
これは誰か番組関係者の紹介で使用したのではなく、まったくの飛び込み
で撮影の許可を取り、劇中の店名もそのままAmigoにしたのだと平山亨先
生がお話しになって下さった。
しかし、後日になって店側から使用に関して難色が示された為にAmigoの
外観については別の建物へ変更となってしまう。
さらに同じ理由からかは不明だが、店内のセットの扉にあったAmigoの文
字の色も制作第5話(蜂女)から黄色に変更となっている。
そのAmigoの店内のセットが初めて撮影に使われたのは第1話のBパート
で、立花藤兵衛と野原ひろみが待ち伏せていたショッカー戦闘員の襲撃を
受ける場面なのだが、このときカウンターに飛び乗った戦闘員のブーツがア
ップで写される。
そのブーツの状態が、まさしくぴかぴかの新品なのである。
戦闘員は改造手術台のシーンにも登場しているが、小林昭二氏と島田陽
子さんの二人にとってのクランク・インはおそらくこのAmigo店内のシーン
だろう。
2月7日、或いは8日の撮影だと思われる

   画像2

画像2)は本家Amigoの建物の外壁に設置してあった店名を示す文字。
スタジオにおける店内のセットのもの(画像3)は、それとは字体を変えてあ
る(これは権利関係等を考慮してエキス・プロで故意に変更したものと思わ
れる)。

   画像3

因みに当クラブのオリジナル・グッズである刺繍ワッペンやTシャツには、ム
スタング代表の判断からエキス・プロによる方の字体が使用されている。

TRCが先月(2010年2月)のワンダーフェスティバルに参加した際には、
限定版として黄色いAmigoの刺繍ワッペンが用意された。


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