新・仮面ライダー考証学 37

制作第6話「怪人かまきり男」のBパートで、変形前のサイクロン号を走らせ
る本郷猛の行く手を遮って炎が立ち上る。
炎の向こうから姿を現した怪人かまきり男。

   画像1

鎖鎌を武器とするかまきり男と本郷猛の対決はなかなかの名場面である。

   画像2

ロケ地となった山間の林道は生田スタジオの敷地を抜けて読売巨人軍の
宿舎へと通じる砂利道であり、講談社・大島カメラマンによって本編スチー
ル(画像1)、メイキング・スチール(画像2)、かまきり男の特写(画像3)、こ
れらが完璧に残されている。
画像2)を見ると、かまきり男が炎の向こうから現れるカットがどのようにし
て撮影されたかを明確に知ることが出来る。

   画像3

非常に原始的な方法かもしれないが、39年前の『仮面ライダー』の撮影現
場とはこのようなものだったのである。



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