昭和46年にバンダイから発売された仮面ライダーのプラモデル、その箱
絵を描いたのは小松崎茂氏だった。
旧1号編のイラストとしては3種類があり、いずれも旧サイクロン号(第2NG
タイプ)に乗った仮面ライダーと怪人(蝙蝠男2種、かまきり男)の組み合わ せで描かれている。別にコブラ男との対決を描いたイラストも2種あるが、こ ちらの仮面ライダーは2号として描かれていた(他に2号編としては、2号と 旧サイクロン号、2号対実験用狼男、2号対アルマジロング、2号対地獄サ ンダー、2号対エジプタス、以上5種類がある)。
これらのイラストを描くための資料として提供されたのが第13話撮影時期
に生田スタジオで撮影された仮面ライダーと怪人の単体スチールの一連で あり、撮影者は平山亨先生とされている。
新考証学43で呈示した旧1号以外には、蝙蝠男、かまきり男、カメレオン
男、コブラ男、ヤモゲラスが撮影をされているが、実際に衣裳を着ていたの が誰なのかは不明である(本編でそれぞれの怪人を演じた大野剣友会の 面々でないのは確かである)。
また、添付画像では、かまきり男の背後にある白い車のボンネットの上に
サラセ二アンの衣裳が置いてある。
この時にサラセニアンの単体スチールも撮影されたのかもしれないが、そ
の存在の確認はできていない。
この頃、こうした怪人の衣裳は「仮面ライダー用品」と手書きで記された段ボ
ール箱に入れられて保管されていたようである。
一部の怪人のマスクや衣裳、ショッカーの武器などの小道具類は現在も某
有名コレクター氏によって所蔵されている。
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