08北の大地徘徊。国後の夜明け・知床五湖散策編





8.16AM3:30




目覚め。

初日は何処まで行けるかわからなかったので宿はとらず車中泊でした。

道の駅うとろ・シリエトクにて。。。

さっきまで走ってたって感じですが徘徊にでると不思議と目覚ましよりも早く起きてしまいます。


東京は連日30度超えで歩いているだけで汗が吹きだしてくるけど知床は。。。







寒い。

シュラフに入ってちょうどくらいの気温です。

さて、まだ暗いうちに起きたのはちゃんと理由があるのですよ。

現在地は知床の西、ウトロ。

知床峠を越えて東へ抜ければ根室海峡。

国後島から昇る朝日がみたいの。

まだ誰もいない知床峠を越え羅臼へ。

早朝の知床峠は鹿やら北キツネやらわんさか飛び出してきますのでご注意を。

エゾシカが目の前を突然横切りあやうく跳ねるとこでした。。。

スピード出てたら帰れなくなっちゃってたかも。

知床の道はゆっくりが基本です。
景色もいいしね。

峠の風景は後程ご紹介することといたしまして
辿り着いた羅臼漁港。








ちょっと雲が多いのですが国後島から朝日が昇ってきます。









ほんとにすぐそこ。

こんなに近いとは思わなかった。







この景色を見られただけでも知床に来た甲斐はあるというもの。。。


日も昇ってきましたので再び峠を越えて日本海側へと戻りましょ。








先ほども書きましたがとにかく知床は鹿だらけ。。。

最初はおぉって思いますが走っているうちに
珍しくもなくなりいるなって感覚になるくらい。。。

峠への道を登っていくと少し小雨がパラつきこんな情景も。。。






虹のアーチがお出迎え。

ちょっと嬉しくなる瞬間。








根室海峡を挟んで向こうに見える国後。

ほんとに近いなぁ。。。

峠を越えて次の目的地は知床五湖。

ここも歩いてみたかった場所。

人のいない早朝に散策してしまおうと思ったのだけれど
開放は午前7時30分からとの案内。

いったんウトロ温泉まで戻って。






さらにもう少し戻って。。。






オシンコシンの滝を見学。


それでも時間が余っちゃったので少し休憩しつつ
再び知床五湖の道へと。






北の大地の果てですが道はよく整備されています。






知床の森の中を真っ直ぐに延びる道。

やっぱりこれぞ北の大地っていうストレート。

そして7時半の開門と共に一番乗りで駐車場へと滑り込み。

まずは展望台へと。







こんな立派な木道が造られています。


自然保護もあるんだろうけど木道の下は電線が張られていて
それだけではない雰囲気漂っています。




この中にもかなりの数の鹿が写っています。

ちっちゃいからわかんないかな。。。

笹薮になっている部分はかつて入植者が開拓した跡だとか。。。

こんなところまで開拓の手が入っていたとはやはり人間の力は凄いもので。。。

展望台を後にして知床五湖を散策しようと遊歩道の入口に向かうと
旅の老人に声を掛けられ。。。

「さっきでっかいヒグマみっちゃったんで一人だと怖いから
一緒にいってくれないかね???」

(あわわ・・・)

「すんごいでかかったんだよ。
膝がガクガクしちゃってね。危ないから一緒に回ろう。」

(先に進んで大丈夫なのか?
でもここが見たくて知床まできたんだし。)

断る理由は勿論ないので

「じゃぁご一緒に♪」

と笑顔で答えましたがそんなこときいたら一人で逝けるわけないじゃん。

熊除けの鈴なんてもっていないので車のキーをジャラジャラいわせながら
二人で会話しながら散策。

声を掛けてきた方は定年退職され50ccで
北海道を旅されてると。。。

しかも東海から大間まできてフェリーで函館へ渡り北の大地を巡っていると。。。

究極の徘徊人生。

もはや仙人の域。

まだまだだな。。。徘徊人も。

4日の休みでここまで車で来たといったら相当驚かれてましたが。。。

そんな会話をしながら辿り着いた一湖。










曇天ですが静かで美しい湖。

徘徊人が写真を撮っていると老人もカメラを取り出し

「撮って貰えますか?」

と一湖をバックに写真を一枚。

「貴方もそのカメラで撮って差し上げましょう。」

といわれましたが流石に断ってしまいました。。。

しかも老人はもう戻りたいご様子。

「まだ先まで逝かれますか?」

と。。。

徘徊人に声掛けちゃったんだから諦めてもらわないと。。。

ここを歩きたくて知床までやってきたんだから一湖だけみて戻るなんてありえません。

「せっかくですからもう少し歩きませんか?」

と強引に。。。。




では二湖へ。






Drive めにゅ〜へ