09テツと逝く北陸ツアー・黒部峡谷鉄道後編。





列車は進みまして鐘釣駅までやって参りました。





駅の前には雪渓が残っていますね。

泥だらけだけどちょっと涼しげ。





鐘釣駅の紹介は帰りにするとして終点を目指します。

続いては小屋平駅。





駅の目の前には小屋平ダム。

片側のゲートが少しだけ開いていてなかなかの迫力なんだけど
この駅で降りることは出来ないのでダムの全容を見ることは出来ません。。。

ゆっくり見たいナリ





出来ることは座席から立ち上がって撮影するのみ。。。






駅を出発するとチラッと斜め45度の角度から。。。






列車は上流へ回り込むとダム湖は満水。。。





ますます濃くなる水の色。。。

小屋平を出発した列車は更に高度を上げていきます。

この日、朝の天気予報で富山県東部の予想最高気温は30℃なんて
いっていたけどこのあたりまで来るとトンネルの中はひんやりで長袖を一枚着てちょうどいいくらい。

そしてあっという間の80分。。。






欅平(けやきだいら)駅に到着。

ホームのすぐ下が第三発電所になっています。

機関車はいったんこのトンネルに入ってから宇奈月方向へ向かっていきます。










では少し歩いて散策しましょう。





手前が第三発電所、奥が新第三発電所です。





こんな風に第三発電所の上に欅平駅があります。

駅の手前にインクラインがあったので資材はそれで上げ下ろししているようです。





更に上を見上げると仙人谷ダムからの水路が見えます。

観光列車は欅平で終点ですが軌道はまだこの先も続いていて黒四へと繋がっています。

この山の中に竪抗があってトロッコごとあがっていけるエレベーターがあるそうな。。。

この先の難工事は有名で温度が160度にも達する岩盤を工夫に水を掛けて掘らせたという歴史があります。



現代では到底出来ない工事。

本当はこの先がこの路線の神髄。

関電が予約制の見学ツアーを開催しているので是非一度参加したいですね。

ていうか、絶対!

来年以降の課題にします。。。

さてせっかくここまで来たので黒部川沿いの道を少し歩くことに。。。


この先が黒四。。。





こんな道をてくてく。





テツもヒョコヒョコ。











それにしてもやっぱり凄いところに来たものだと。。。

水の勢いの凄さと色と。









散策も終了したしそろそろ戻りましょっか。

帰りはまっすぐ宇奈月温泉駅ではなく鐘釣駅で途中下車することにしました。

川沿いに露天風呂があるというのでいってみたけど。。。





シチュエーションは抜群。

黒部川の流れを見ながら入れる露天。

最高。

でも脱衣所もないし観光客は続々やってくる。。。

ここで素っ裸で風呂に浸かる勇気を二人は持っていませんでした。。。

水着必要ですね。この露天は。。。

悔しいのでせめて足だけでも。





そしてはしゃぐテツ。





次の列車の時間があるので後ろ髪を惹かれる思いで露天をあとにして駅へ戻ります。





そして最後のお楽しみ♪

この鐘釣駅で列車はスイッチバックするのです!





食い入るような目つきで凝視するテツ。





スイッチバックこんな目の前で見られるって他にはないかも。

スイッチバックを見るのは最後尾車両がおススメですよ。






列車がバックすると水が出てきて。。。

ブレーキの鳴きを抑えるために水がでるそうな。。。






最後尾に乗るとこんな光景見られます。


帰りもあっという間。





黒部峡谷鉄道は電源開発のために開発された路線ですから
テツと徘徊人どちらも満足な路線。


厳しすぎる自然に対しあまりにも無謀すぎる挑戦をして開発された場所ですから
そんな思いをちょっと残しつつ乗車してみるとまた違った見方が出来るかもしれません。。。



Drive めにゅ〜へ