「全画面表示」モード
「全画面表示」モードでは、ディスプレイ全体を使って画面の一部分を拡大表示します。
そのため、画面に収まりきらない部分は表示されませんので、全体を確認するためには、拡大画面をスクロールする必要があります。
ご注意
Windows 7 で、「全画面表示」モードを利用する場合、Aero機能が有効になっている必要があります。
例えば、画面を「ハイコントラストモード」に設定するなどして、Aero機能を無効にしている場合には、「全画面表示」モードは利用できません。
「全画面表示」モードの開始方法
はじめて拡大鏡を使用したときは「全画面表示」モードで開始されます。
もし、前回、「レンズ」モードや「固定」モードで拡大鏡を使用し、その状態でWindowsを終了した場合には、拡大鏡を開始すると、拡大鏡は前回利用したモードで開始されます。
ここでは「全画面表示」モードに変更する操作についても説明します。
- 1.拡大鏡を開始します。
拡大鏡を開始するには、
- コントロールパネルを開きます。
- [コンピューターの簡単操作センター]という項目を開きます。
- [拡大鏡を開始します(G)]という項目を実行します。
以上の手順で拡大鏡が開始されます。
なお、Windowsキーを押しながらテンキーの[+]キー、テンキーが付属していない場合などは、Windowsキーを押しながらフルキーの ; (セミコロン)キーを押しても拡大鏡を開始することができます。
- 2.拡大鏡を開始すると、画面に虫眼鏡のアイコンが表示されるのでクリックします。
- 3.「拡大鏡 ツール バー」が表示されるので、[表示] ボタンをクリックします。
- 「虫眼鏡のアイコン」が見当たらない場合には、タスクバーの[拡大鏡]アイコンをクリックします。
- ツールバーを閉じるときは、[最小化]ボタンをクリックします([×]ボタンをクリックすると、「拡大鏡」自体が終了してしまいます)。
- 4.[全画面表示]をクリックします。
「全画面プレビュー」を使用する
「全画面表示」モード中に拡大鏡ツール バーの [表示] ボタンをクリックし [全画面プレビュー] をクリックすると、現在拡大表示している領域がデスクトップ上のどの部分にあたるかを一時的にプレビュー表示します。
表示倍率を変更する方法
- 表示倍率を上げる
- 「拡大鏡」ツールバーの[+]ボタンをクリックします。
- または、Windowsキーを押しながらテンキーの[+]キー、テンキーが付属していない場合などは、Windowsキーを押しながらフルキーの ; (セミコロン)キーを押します。
- 表示倍率を下げる
- 「拡大鏡」ツールバーの[-]ボタンをクリックします。
- または、Windowsキーを押しながらテンキーの[-]キー、テンキーが付属していない場合などは、Windowsキーを押しながらフルキーの - (マイナス)キーを押します。
「全画面表示」モード のオプション設定
拡大鏡を「全画面表示」モードで使用しているとき、「拡大鏡 ツール バー」の[オプション]ボタン(歯車のアイコン)をクリックし、オプション画面から設定したい部分を変更します。
- [拡大/縮小によって画面表示が変更される部分の割合(S):]
- ズームレベルの変化割合を設定します。
- スライダーをマウスの左ボタンを押したまま左右に動かして、[縮小] / [拡大] ボタンを押したときの拡大率の変化割合を変更します。
- ”小”にすると、ズームレベルの変化割合が小さくなります。
- ”大”にすると、ズームレベルの変化割合が大きくなります。
- [色反転を有効にする(I)]
- チェックすると、拡大鏡で拡大した画面の色を反転し、黒を基調とした文字とのコントラストを強調した画面になります。
- 文字を見やすくしたい場合や、白を基調とした画面がまぶしいと感じた場合に設定します。
- 「全画面表示」モード の場合は画面全体の色が反転して表示されます。
- [追跡]
- 「全画面表示」モードで、画面を動かす方法を設定します。
- 以下の3つの項目中、少なくとも1つ以上の項目をチェックします(複数選択可)
- [マウス ポインターの動きを追う(M)]
- 標準で設定されています。
- マウス ポインターの動きにあわせて画面が移動します。
- マウス ポインターの場所がわからなくなった場合にも、マウスを動かせば画面に表示されます。
- [キーボード フォーカスを拡大する(K)]
- 新規に表示されたウインドウやデスクトップにある項目やアイコン、メニューの項目など、現在選択されている箇所にあわせて画面が移動します。
- [テキスト挿入位置に拡大鏡を合わせる(T)]
- 選択した箇所が文字を入力できる場所だった場合にのみ、その箇所にあわせて画面が移動します。
- 例えば、新しく表示されたウインドウに文字を入力する欄があった場合、自動的にその周辺が拡大表示されます。
設定が終わったら[OK]ボタンをクリックします。
【ショートカット一覧】
- 拡大鏡の開始
- Windowsキー + テンキー+(プラス記号)
- または、Windowsキー + ;(セミコロン)
- 拡大鏡の終了
- Windowsキー + Esc(エスケープ キー)
- 拡大率を上げる
- Windowsキー + テンキー+(プラス記号)
- または、Windowsキー + ;(セミコロン)
- 拡大率を下げる
- Windowsキー + テンキー-(マイナス記号)
- または、Windowsキー + -(マイナス)
- 全画面表示モードへの切り替え
- Ctrlキー + Altキー + F
- 全画面プレビュー
- Ctrlキー + Altキー + Spaceキー
- 拡大画面の移動
- Ctrlキー + Altキー + 矢印キー
- 色を反転する
- Ctrlキー + Altキー + i