Windows 8.1 での拡大鏡の利用
ここでは、Windows 8.1で拡大鏡を使用する方法について説明します。
拡大鏡の開始方法
拡大鏡を開始するには、
- 「スタート画面」の下の方に表示されている [丸印で囲まれた下向き矢印] 「ボタン」をタップして、アプリの一覧を表示します(なお、キーボードが利用可能な場合には、Ctrl + Tab でもアプリの一覧を表示することができます)。
- 「拡大鏡」をタップします。
- すると、デスクトップ画面に切り替わり、拡大鏡が「全画面表示」モードで開始されます。
もちろん、画面を「スタート画面」に変更すれば、「スタート画面」も拡大されます。
はじめて拡大鏡を使用したときは「全画面表示」モードで開始されます。
拡大鏡が開始されると、画面の周囲に白井枠線が表示されます(マウスを接続している場合には、この枠線は表示されません)。
上部の枠線の左右の隅には「+」の印、下部の枠線の左右の隅には「-」の印があり、「+」をタップすると拡大率が上がり、「-」をタップすると拡大率が下がります。
左側の枠線をタップすると、隠れていた左側の部分が表示されるようになります。
右側の枠線をタップすると、隠れていた右側の部分が表示されるようになります。
上下の枠線の場合も同様で、上側の枠線をタップすると上側の部分が、下側の枠線をタップすると下側の部分がそれぞれ表示されるようになります。
それ以上表示する部分がなくなると、枠線が消失します。
なお、枠線の中央部ではなく、左寄りの部分や右寄りの部分をタップすると、拡大画面は斜めに移動します。
拡大鏡の表示設定
拡大鏡の画面に表示されている「虫眼鏡のアイコン」をタップすると、「拡大鏡ツールバー」が表示されます。
拡大率の変更
「拡大鏡ツールバー」の[+]ボタンをタップすると拡大率が上がり、[-]ボタンをタップすると拡大率が下がります。
表示モードの変更
画面表示モードは、「拡大鏡ツールバー」の[表示]ボタンをタップし、全画面表示・レンズ表示・固定表示の3通りのモードに変更することができます。
「全画面プレビュー」
「拡大鏡ツールバー」の[表示]ボタンをタップし、[全画面プレビュー]をタップすると、現在拡大表示している領域が画面全体のどの部分にあたるかを一時的にプレビュー表示します。
オプション設定
「拡大鏡ツールバー」の[歯車]ボタンをタップし、オプション画面から設定したい部分を変更します。
- [拡大/縮小によって画面表示が変更される部分の割合(S):]
- ズームレベルの変化割合を設定します。
- スライダーをマウスの左ボタンを押したまま左右に動かして、[縮小] / [拡大] ボタンを押したときの拡大率の変化割合を変更します。
- ”小”にすると、ズームレベルの変化割合が小さくなります。
- ”大”にすると、ズームレベルの変化割合が大きくなります。
- [色反転を有効にする(I)]
- チェックすると、拡大鏡で拡大した画面の色を反転し、黒を基調とした文字とのコントラストを強調した画面になります。
- 文字を見やすくしたい場合や、白を基調とした画面がまぶしいと感じた場合に設定します。
- 「全画面表示」モード の場合は画面全体の色が反転して表示されます。
- [追跡]
- 「全画面表示」モードで、画面を動かす方法を設定します。
- 以下の3つの項目中、少なくとも1つ以上の項目をチェックします(複数選択可)
- [マウス ポインターの動きを追う(M)]
- 標準で設定されています。
- マウス ポインターの動きにあわせて画面が移動します。
- マウス ポインターの場所がわからなくなった場合にも、マウスを動かせば画面に表示されます。
- [キーボード フォーカスを拡大する(K)]
- 新規に表示されたウインドウやデスクトップにある項目やアイコン、メニューの項目など、現在選択されている箇所にあわせて画面が移動します。
- [テキスト挿入位置に拡大鏡を合わせる(T)]
- 選択した箇所が文字を入力できる場所だった場合にのみ、その箇所にあわせて画面が移動します。
- 例えば、新しく表示されたウインドウに文字を入力する欄があった場合、自動的にその周辺が拡大表示されます。
設定が終わったら[OK]ボタンをタップします。
また、拡大鏡ツールバーを閉じるときは、[最小化]ボタンをタップします([×]ボタンをタップすると、「拡大鏡」自体が終了してしまいます)。
【ショートカット一覧】
- 拡大鏡の開始
- 以下の操作を「スタート画面」で行うと「スタート画面」が拡大し、「デスクトップ画面」で行うと「デスクトップ画面」が拡大します。
- Windowsキー + テンキー+(プラス記号)
- または、Windowsキー + フルキー ;(セミコロン)
- 拡大鏡の終了
- Windowsキー + Esc(エスケープ キー)
- 拡大率を上げる
- Windowsキー + テンキー+(プラス記号)
- または、Windowsキー + フルキー ;(セミコロン)
- 拡大率を下げる
- Windowsキー + テンキー-(マイナス記号)
- または、Windowsキー + フルキー -(マイナス)
- 表示モードの切り替え
- 全画面表示モード:Ctrlキー + Altキー + F
- レンズモード:Ctrlキー + Altキー + L
- 固定モード:Ctrlキー + Altキー + D
- 全画面プレビュー
- Ctrlキー + Altキー + Spaceキー
- 拡大画面の移動
- Ctrlキー + Altキー + 矢印キー
- 色を反転する
- Ctrlキー + Altキー + i
【ご注意】
「拡大画面の移動」の操作で、Ctrlキー + Altキー + 矢印キー を押した時に画面が回転してしまうような場合には、以下の操作を行って「インテル グラフィックアクセラレーター」のホットキーを無効にしてから、再度この操作を行ってください。
「インテル グラフィックアクセラレーター」のホットキーを無効にする手順
- Ctrl + Alt + F12 キーを押して、インテルR グラフィックス・コントロール・パネルを表示
- 「オプション」をタップ
- 「ホットキーの有効化」の項目を オフ に設定
- 「適用」をタップ
- 「新しい設定が適応されました。これらの設定を保持しますか?」というメッセージが表示されたら「はい」をタップ