深海底帯底生魚03 |
鼻刺(はなとげ)の名のごとく鼻先にある二股に分かれた刺が特徴です。そしてエラにも長くて強大な刺が後ろに向かって伸びています。およそ魚らしからぬ風貌ですがハナトゲアシロは二千〜三千Mに棲息する代表的な深海性アシロです。コワトゲタライタチウオもアシロ科に属す典型的な深海魚の一員です。頭のトゲトゲが特徴でしょう、目の下の感覚器官が発達していてちょっとした獲物の気配も見逃しません。カンテンウオはその通りぶよぶよぬるぬるしています。ウロコはなくて皮膚の表面は粘液に覆われています。英語ではTadpole snailfish、オタマジャクシでカタツムリなサカナ…何と安直な命名。思ったまんま生き物の名前を並べた感じですね。クサウオ科カンテンウオ属に属しお腹の吸盤はありません。胸びれが上半分と下半分に分かれています。 |
1.ハナトゲアシロ Acanthonus armatus 37p 2.コワトゲタライタチウオ Porogadus miles 35p 3.カンテンウオ Nectoliparis pelagicus 7p |
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