上部漸深底帯底生魚07

鼻先のとんがったソコダラ科の仲間でいずれもアゴのチョビヒゲがチャームポイントです。ソコダラ科はさらにアナダラ亜科とソコダラ亜科に分かれ、ここに紹介した種類はソコダラ亜科に属します。何が違うかというと鼻先が丸くて口が先端に向かって開いているのがアナダラ亜科、とんがってて口は下に開いているのがソコダラ亜科です。さらに第二背びれと尻びれの高さも違います。尻びれの方が低いとアナダラ亜科、高いとソコダラ亜科、もっと細かく言うと円鱗(えんりん、アナダラ亜科)か櫛鱗(しつりん、ソコダラ亜科)かでも区別できます。専門的なことはともかく食えるかどうかについて大抵はカマボコ行きなれど白身で結構美味いそうです。トウジンはゲホウと呼ばれ刺身や煮付けにされて伊豆の方では名物料理になっています。図鑑によるとヘリダラはソコダラ類の中で最も美味、だそうです。
1.カラフトソコダラ
 Coryphaenoides cinereus
 43p

2.ヘリダラ
 Coryphaenoides marginatus
 55p

3.ハナソコダラ
 Coryphaenoides nasutus
 47p

4.ソロイヒゲ
 Caelorinchus parallelus
 45cm

5.トウジン
 Caelorinchus japonicus
 67p













円鱗(左)と櫛鱗(右)