上部漸深底帯底生魚12

45pのアカガレイが小さく見えます。2.5Mにまで生長するオヒョウ(雌)の大きさにはとにかく圧倒されます。自宅の部屋の天井高さが2.5Mですから壁一面に貼り付いた姿を想像するとウヒャーです。刺身やフライが珍重されています。漢字では大きなヒラメ(大鮃)と書きますがカレイ科に属します。アカガレイともども北の冷たい海域に棲息し重要な資源になっています。なお北大西洋にも類似種の巨大ガレイ(Halibut)がいます。一方、オヒョウの上をゆらーり横切るカンテンゲンゲは文字通り寒天質の柔らかい体の持ち主でこちらもオホーツク海などを縄張りとする北方系の魚です。ゲンゲ科はスズキ目ゲンゲ亜科に属し世界では約二百二十種が知られています。このスズキ目は魚類だけでなく脊椎動物の中でも最大のグループを形成し約九千三百種います。全魚類が二万五千種ですから実に四割近くを占めています。ところが深海魚となると逆に少数派になるのでスズキ目は深いところには馴染まず二百Mより浅い海で成功した魚の王者といえるでしょう。
1.カンテンゲンゲ
 Zestichthys tanakae
 100p

2.オヒョウ
 Hippoglossus stenolepis
 250p

3.アカガレイ
 Hippoglossoides dubius
 45p