上部漸深底帯底生魚13

ギンザメ科(shortnose chimaeras)はギンザメ属とアカギンザメ属に分かれ二十種以上が知られています。アカギンザメとココノホシギンザメはその後者に属しこの仲間の中では小型の部類でしょう。アカギンザメは灰色の体に細く長い糸状の尻尾を持っています。一方ココノホシギンザメは暗っぽい下地に白い斑点が九〜十ヶ散らばっています。何だか哺乳類的な顔立ちですよね。次にテングギンザメとクロテングギンザメは世界に六種ほど知られるテングギンザメ科(longnose chimaeras)の代表で仲間のアズマギンザメと同じく長いヘラ状の鼻が特徴です。この鼻先で突かれたらひとたまりもないなと余計な事を考えてしまいますが実際はゼラチン質で柔らかいものだそうです。
1.アカギンザメ
 Hydrolagus mitsukurii
 48p

2.ココノホシギンザメ
 Hydrolagus barbouri
 42p

3.テングギンザメ
 Rhinochimaera pacificai
 130p

4.クロテングギンザメ
 Rhinochimaera africana
 110p