下部漸深層遊泳魚01

カグラザメは大型のサメでエラ孔が六対、背びれが一つ、という特徴があります。千八百M付近で目撃されています。このサメが属すカグラザメ目はわずか五種類しかおらずそのうちの一種にはあのラブカがいます。一方ニアウカンザメは背びれが二つで尻びれのないアイザメ科(ツノザメ科?)に属しエラ孔は五対です。アイザメ科と言えば美容と健康にいいとされる肝油の薬効成分(スクアレンなど)が知られていますね。体重の一割から二割を占める巨大な肝臓に酸素をたっぷり貯めこむことで酸素の少ない深度でも繁栄できているそうです。当人たちにしてみれば別段注目してくれなくてもいいのにと迷惑がっていることでしょうが…。そしてフトカラスザメは兄弟分のカラスザメの仲間が比較的スマートなのに対しややぽっちゃりしているのが特徴で二千Mを越える深さからも知られています。
1.カグラザメ
 Hexanchus griseus
 500p

2.ニアウカンザメ
 Centrophorus niaukang
 150p

3.フトカラスザメ
 Etmopterus princeps
 70p