中深層遊泳魚01

この三種はメジロザメ目トラザメ科に属します。サメ類の半分を占めるメジロザメ目の中でさらにその半分がトラザメ科(百種近く)ですからかなりの大所帯です。特徴はトゲのない背びれが二つ、尻びれが一つ、エラ孔が五対、そして獲物に食らいついた時などに目を保護する瞬膜(しゅんまく)という半透明のまぶたの様な膜を持っていることでしょう。この膜、下から上に閉じ、その瞬間眼が白く見えることから「目白ザメ」と呼ばれるそうです。イモリザメは鼻先が丸みを帯びています。ニホンヤモリザメはヤモリザメより大きくなる種類です。三種とも尾びれの背中側の淵に大きなウロコが並んでいます。それにしてもメジロだのトラだのイモリだのヤモリだの海の中の話とは思えません。
1.イモリザメ
 Parmaturus pilosus
 50p

2.ニホンヤモリザメ
 Galeus nipponensis
 70p

3.ヤモリザメ
 Galeus eastmani
 50cm












瞬膜