中深層遊泳魚05

いずれも五百円玉に乗っかるくらいの小さな魚です。オニハダカの仲間は違いがよくわかりません。とりあえずここではユキオニハダカが白、ハイイロオニハダカが灰色、と単純に体色で区別しておきましょう。ヨコエソ科に属し成長とともにオスからメスに性転換します。そして特筆すべきは彼らのボリュームでしょう。世界で最も数の多い脊椎動物といわれています。中深層で最も大量に採集され日本の年間漁獲量の倍くらいは棲息していると思われます。おそらく多くの魚の餌生物となっているのでしょう。残りの三種はムネエソ科に属し世界では五十種ほどが知られています。キュウリエソは生きている時キュウリの匂いがすることで名が付きました。発光器も鮮やかなルビー色に輝きます。一方、同じムネエソ科の中でもムネエソ属に分類されるムネエソ、ムネエソモドキ、オビムネエソは初めて見たとき骸骨かミイラを想像してしまいました。そのくらい強烈な印象の魚です。脅かす訳でもないのでしょうが尻びれの根元は透明で骨が透けています。お腹のところには十ヶの発光器が並んでいます。見れば見るほどけったいな魚です。食欲もそそられません。
1.ユキオニハダカ
 Cyclothone albe
 4p

2.ハイイロオニハダカ
 Cyclothone pseudopallida
 6.5p

3.キュウリエソ
 Maurolicus muelleri
 5p

4.ムネエソモドキ
 Sternoptyx pseudobscura
 7p

5.オビムネエソ
 Sternoptyx obscura
 4p