中深層遊泳魚18

○○ナメハダカはヒメ目ハダカエソ科に属すサンマを長くしたような魚です。約五十六種が知られています。すべて名は体を現していてクラノセナメハダカは背中に八個の鞍を載せたような斑紋があり、ヒトスジナメハダカとフタスジナメハダカはお腹の真ん中を走る発光器が一本か二本かで区別されています。静岡県あたりでは海岸に打ち上げられたりサクラエビの網に混じって獲れたりしています。ヤリエソ科は七種ほどが知られていて眼は管状で背中側を向いています。体には金属性の鈍い光沢があります。デメエソダマシも眼は管状になっていて背中側を向いています。デメエソ科は十七種ほどが知られここに描いた種は体の後半に平行に走る二本の黒っぽい帯があることが特徴です。本家のデメエソにはありません。別にだましているわけではありませんが-ダマシなんて名前を頂戴しました。
1.クラノセナメハダカ
 Stemonosudis rothschildi
 23p

2.ヒトスジナメハダカ
 Lestidium atlanticum
 20p

3.フタスジナメハダカ
 Lestrolepis intermedia
 23p

4.ヤリエソ
 Coccorella atlantica
 18p

5.マダラヤリエソ
 Evermannella indica
 13p

6.デメエソダマシ
 Scopelarchus analis
 13p